幹事クリタのコーカイ日誌2003

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3月14日 ● 頑張れ、稲垣吾郎。

 最近のSMAPにおける香取慎吾、草なぎ剛の仕事ぶりは素晴らしいものがあります。もともと中居正広、木村拓哉の二人はSMAPを引っ張るバラエティ班とドラマ班のリーダーだけに別格とも言うべき活躍ぶりだったわけですが、子ども扱いだった下の2人が去年から今年にかけて実に充実しています。

 香取慎吾は「慎吾ママ」あたりから独自のキャラクターを強く打ち出してきてはいましたが、最近は三谷幸喜に見出されて『HR』の主役、そして来年の大河ドラマ『新選組』の主役と、役者としての活躍が目立ち始めました。特に来年の大河の近藤勇役は大仕事です。キムタクですら大河の主役は張ったことがないのですから、香取の格はこれでかなり跳ね上がることでしょう。

 同じく役者としての活躍が目立つのが草なぎ剛。彼も「チョナンカン」として韓国語を操るアイドルという新しいニーズを掘り起こしていたわけですが、映画『黄泉がえり』とドラマ『僕の生きる道』での演技の評価は高く、彼でなければともにヒットしなかったと言われているようです。単なる個性的な役者から、視聴率の稼げる役者に化けそうな雰囲気で、こちらも香取に負けないものを発揮しています。

 二人ともバラエティでは元々定評のある活躍ぶりだったわけですから、ここにきて役者としての評価もうなぎのぼりしてきたことで、タレントとしての総合査定では中居、木村の二人と同格に近くなってきたと言ってもいいでしょう。

 さて、こうなると問題は取り残されている稲垣吾郎です。もともとSMAPで最初にブレイクしたのは彼でした。繊細で母性本能をくすぐる少年としてドラマでも早々に主役を張り、SMAPドラマ班のエースとして活躍していました。

 ところがその後のキムタクの成長が稲垣吾郎の足を引っ張りました。どうしても暗く陰のある吾郎ちゃんはキムタクに比べられると陰気に映り、活躍の幅が狭くなってしまいました。主役としてドラマにも出続けてはいますが、これが代表作と呼べるほどの作品には未だに出逢っていません。

 挙げ句に事件を起こして活動自粛をしてたことで、ますますSMAPは4人でもいいんじゃないかという雰囲気が生じてしまいました。もちろん稲垣とて同年代の他のタレントに比べればはるかに勝っていると思います。テレビだけではなく舞台にも上がる役者として、良い仕事は着実にしてきているし、バラエティでのマニアックで個性的なキャラクターぶりも悪くありません。

 ただ比べる相手が同じSMAPだったというのが運の悪さです。稀代のスーパーアイドル軍団の中で、ひとり落ちこぼれかけている感がどうしてもしてしまいます。これからますますグループよりも単独での仕事が増えそうなSMAPだけに、吾郎ちゃんの孤独ぶりから目が離せません。


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