ＣＭ女王菊川怜がまた1社契約を増やしました。スズキのバイク「チョイノリ」に広告キャラクターとして出演することになり、これで遂に22社目です。彼女の契約料が1社平均で4000万円だとして、22社で8億8千万円の売り上げ。ＣＭだけで年間約9億円も稼げば事務所はウハウハです。

　広告出演契約というのは競合する企業の広告には出られないようになっていますから、22社も契約するとは、よくそれだけ業種があったものだと思います。もはや競合しない業種を探す方が難しいでしょう。

　これだけ広告契約が増えるということは、当然それだけ幅広く支持を受けているということですが、僕の会社の同僚であるＭっちゃんとＨ川くんは、二人揃って「菊川怜なんてキライ」と言っています。彼らによれば、ああいう賢くて隙の無さそうな、叱られてしまいそうな女性はダメなんだそうです。

　で、誰が良いかと言えば「吉岡美穂」。アデランスやジョージアのＣＭで活躍している吉岡美穂ですが、確かに彼女は怖くないしボーっとしてそうです。悪い男に苦もなく騙されてしまいそうな雰囲気が漂っていて、そういうところがとても好ましいんだそうです。

　いわゆる「癒し系」と呼ばれるアイドルは、みなこの「騙されてしまいそうな雰囲気」という条件を備えています。優香にしても釈由美子にしても井川遥にしても同じ系列です。逆に僕などとても高く評価している仲間由紀恵なんかは、菊川怜と同じで「目に力がある」から気の弱い男性にとっては近づきがたい雰囲気が漂っているのでしょう。

　缶コーヒーとかカツラなどの広告キャラクターに「癒し系」が起用されるのも、弱っている男性のための商品だからです。Ｈ川くんが吉岡美穂らに心を惹かれるのも、彼がかなり弱っているからだと考えれば納得がいきます。

　ただＭっちゃんは決して弱っていません。彼は単純に「騙せそうな」女性が好きだというだけですからね。