幹事クリタのコーカイ日誌2003

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1月18日 ● ペーパーレス社会。

 コンピュータが普及すればペーパーレスな世の中が実現する、と言われたのに、実は無駄な資料をやたらとプリントアウトする人が増えて、かえってペーパーフルになってしまった、という話が盛んに言われたのは、もう数年前のことだと思います。

 当初はパソコンのモニター上で文章を読むことに慣れていない圧倒的多数のために、とにかくプリントして配ることが当たり前でしたが、さすがに最近はそういう人も少なくなったのか、かなりペーパーレス化してきた気がします。

 僕の会社では去年から給与明細がペーパーレス化されて、モニター上で確認するだけ(プリントアウトしたければできますが)。他の申請書など社内の手続書類もほとんど廃止されて、今年は源泉徴収表もペーパーレスになってしまいました。

 まあ何もかもペーパーレス化されると味気なさを感じないではないですが、いろいろ余計な書類が増えないのはやはりありがたいです。給与明細なんて簡単に捨てるにも捨てられず、ずっと家の片隅に古い明細がとってあるんですが、こうしてなくなってしまった方が扱いに困らずすっきりとします。

 もちろん紙の持つ一覧性の高さ、簡便さなど利点はたくさんあることはわかっていますが、ほとんどは慣れの問題である部分が大きいと思います。ペーパーレス時代の一番怖い点は、データが簡単に消えてしまうことですが、これも常にバックアップをきちんとするという心構えさえできていれば大丈夫でしょう。

 ただ、僕の場合はデータをいくら他のメディアにコピーしてバックアップしておいても、どうも信用できず、結局本当に大事なものは紙の上にも残しておこうとする性癖があります。「データなんてパッと消える」と心の底から信じているのです。本音のところでは、ペーパーレス社会には死ぬまで馴染めないのかも知れません。


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