幹事クリタのコーカイ日誌2003

[ 前日翌日最新今月 ]


 
1月2日 ● 穏やかな正月。

 静かで穏やかな正月です。特に大きな事件もなく、天気も良くて暖かで、家族揃ってのんびりとテレビを見たり年賀状を読んだり初詣に行ったりゲームをしたり。酒も飲んでゆったりまったりしていると「ああ、日本の正月は良いなぁ」なんて思います。外国の正月を知っているわけではありませんが。

 テレビは相変わらずくだらないお節番組を垂れ流していますが、そのぬるい感じがお正月らしくてまた良いです。あまりお屠蘇気分のところに感動の名作を見せられたりしても困ります。適当につけて流しておくメディアというのがテレビの一番の良さですから、そういう意味では正月にテレビは欠かせません。

 新聞も元旦は相変わらず分厚い別冊の特集をたくさんつけてきます。しかし中身はテレビ同様に適当にでっち上げた感の強い読み流してしまうような内容。これはそもそもが正月広告を載せるために作っているものですから、所詮はこの程度のものでしょう。記事はおまけで、広告こそが新聞社の売り物なのですから。

 正月の情報メディアと言えば年賀状もそのひとつ。パーソナルなお知らせが満載です。特に目を引くのが相変わらず多い家族写真バージョンですが、昔はその工夫のなさに辟易していたものの、最近は妙にデザインに凝って「カッコいいだろう」と威張っている年賀状よりも、年々成長している友人の子どもの様子の方が楽しめたりします。年賀状はメールで代行すりゃいいじゃん、というのも理性的には理解できますが、正月に欠かせない風物詩として、感性的には無くなって欲しくないと思っています。

 年末年始の番組で、過去の歌謡曲やら面白いテレビ番組やら懐かしい有名人やら大事件やらを追想する類のものが多く見受けられましたが、どうもこの手の懐古番組を喜んで見ている自分自身の年齢を感じずにはいられません。年賀状といい、懐メロ番組といい、やはり着実に年は取っているみたいです。年々オヤジ化する感性に歯止めをかけるようにすべきなのか、進んで受け入れていくべきなのか、まだ悩んでいるところが可愛いというか割り切れていないところです。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する