毎年恒例のテニスサークルの忘年会。いつも年が押し詰まったギリギリの時に開催しているのは、職種も住んでいる場所もバラバラなので、みんなが一斉に休みになる仕事納めの頃しか集まれないからです。

　今年もメンバーの都合を聞いて昨晩に設定しましたが、それでも全体の3分の1くらいしか集まれませんでした。まあそれは仕方ないとして、集まったメンバーがなぜか平均年齢が高かったのです。現在の我々のサークルの平均年齢は男性34才女性28才、しかし今回集まったメンバーの平均年齢は男性37才女性32才。かなり年上のメンバー中心でした。

　こうなってしまった理由は定かではありません。多分若い独身メンバーは連休に入るとスノボだの旅行だのに出かけるのに比べ、家庭持ちはそういう訳にもいかないということがあったのかも知れません。そう言えば忘年会参加者の既婚率は5割を超えていました。特に独身女性の参加率が低かったのは、そのあたりに原因があるような気がします。

　平均年齢と既婚者率が高くなると、飲み会というのはかなり落ち着いたまったりムードになります。独身男女の集まる飲み会の緊張感と華やぎは薄れ、ゆっくりとした時間の中で会話が進みます。多分若い人には刺激が少ないと感じられるかも知れませんが、僕のように40代になると、これくらいがちょうど良いかな、なんて、ぬるいお風呂に入っているような気分でした。

　二次会のカラオケでも、敢えて最新ヒット曲は歌わずにナツメロ中心。その歌が流行した時期を思い出しながらのカラオケは、まだまだ青い若者には真似のできない奥行きがあります。もっとも、いつもぬるま湯に浸かっているのも僕としては刺激がなさ過ぎるし、何より仕事柄ちょっとまずい気がします。次はやはり激しい嵐の中に飛び出さないと。ま、気力体力がもてば、の話ですけどね。