幹事クリタのコーカイ日誌2002

[ 前日翌日最新今月 ]


 
12月25日 ● イヴの恋人たち。

 『イヴの息子たち』というのは1970年代の青池保子の少女マンガで、当時としてはかなりはじけた面白い作品でした、というマニアな話は全く関係なく、昨晩はクリスマスイヴということで、街には恋人たちが溢れていたわけです。

 知らずに夕方名古屋パルコに行ったら、異様にカップル率が高くビックリ。喫茶店に入ればカップルばかり。地下鉄に乗ってすらカップルがウヨウヨしていて、相変わらず世の中の若者はクリスマスはデートの日なんだなぁ、と感心したり、はたまた全然関係なく家に帰って家族で食事をする自分のリタイアぶりにしみじみしたりした日でした。

 とは言え、1970年代後半のまだ地味で健気なデート時代から、1990年前後の超ど派手なバブルデートまで知っている僕としては、最近の若者のデートぶりを話で聞いていると、いかにも堅実、かつ面白みがないように感じるのは単に年のせいでしょうか。

 どうも近頃の特に男の子たちは、デートとか彼女とかに対して、良く言えば肩の力が抜けている、悪く言えばやる気なし、としか思えません。まあクリスマスだし、なんかそれなりにカタチは整えておかないとマズイけど、あんまり気合いが入っているみたいなのもカッコ悪いじゃん、なんて言っているのを直接聞いたわけではありませんが、そういう気分みたいです。

 まあ一晩にプレゼントと食事とホテル代で20万円、30万円と大散財していたバブル期に比べれば、自分たちの財布の範囲内でやれることをするのはとても健全です。ただ折角付き合っているんだし「できる限り」のことはしようというくらいの姿勢はあっても良いような気がしますが、それほどの盛り上がりすらないというのも不思議な感じです。

 昨晩僕の前を歩いていた20才前後のカップルの会話。男が「イヴって24日だっけ、25日だっけ?」と聞いて、女が「24日だよ」、男「今日じゃん」、女「そうだよ」、男「ふーん、そうなんだぁ」、女「カップル多いじゃん。まあいいけどね」という奇妙な会話をしていました。知らない男も男だけど、それを平気で流す女も女です。こういう若者が普通になったんだとしたら、僕はオジサンで良かったかも知れません。

 

とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する