幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月20日 ● 伊藤和子と村田兆治。

 全日本卓球でかつてのチャンピオンで現在67才の伊藤和子が通算100勝の偉業を達成しました。伊藤が全日本で初勝利を挙げたのは1954年。まだ終戦後9年しか経っていません。それから優勝2回、さらに世界選手権でも優勝という偉大なチャンピオンでありながら、名を惜しんで引退することもなく、飽くなきチャレンジスピリッツで100勝を目指して戦い続けて達成した大記録です。

 伊藤の96勝目は1988年。34年間で96勝を稼ぎながら、それから4勝を挙げるのに実に13年もかかりました。毎年、この全日本卓球の季節になると伊藤の100勝への挑戦が記事になって報道されてきましたから、彼女のことを知っている人も多いことでしょう。何年間も勝てないのにそれでも全日本に出場する彼女は、勝てなくても素晴らしい選手だと思っていました。しかし、まさか本当に100勝までたどり着くとは信じられません。50代で勝てなくなった選手が60代後半になってまだ勝てると信じて戦うその気力に圧倒される思いです。

 同様に驚いたのが元ロッテのエース村田兆治。1949年生まれ今年で53才の彼は、先日のマスターズリーグで140km/hの速球を投げたのです。昨年のマスターズリーグで村田は「140kmを投げる」と言いながら、結局最高球速138km/h止まりでした。これを悔しく思った彼は鍛えに鍛えて球速を引き上げたのです。普通引退して10年以上経った選手が、未だに現役投手と変わらない速球を投げるだけでも驚きなのに、さらにそこからスピードアップするなんてことがあり得るとは思いません。

 村田の次の目標は145km/hだそうです。さすがに無理だろうと思いますが、なにせ超人の世界ですから、何が起こるか油断はできません。いっそ現役復帰をしてみたらどうなんでしょう?まだ1イニングなら通用するかも。50代のリリーフエースなんて、実にカッコ良いです。

 

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