幹事クリタのコーカイ日誌2002

[ 前日翌日最新今月 ]


 
12月21日 ● 小雪の怖い顔。

 随分前から日本経済新聞社の広告キャラクターに女優の小雪が起用されています。他にもビールなんかの広告に出ている小雪ですが、日経の小雪は他社とはひと味違います。オシャレで可愛い良い女、というのではなく、キリッとしたやり手ビジネスウーマン、という役柄なのです。

 経済紙でありビジネスマンが読者の日経ですから、そういう設定になるのは不自然ではないのですが、それにしてもその写真が問題です。小雪は打ち合わせ用と思われるテーブルの前に座り、横には若いビジネスマン風の男が立っています。それは良いのですが、左斜め前にガンを飛ばすような小雪の表情が滅茶苦茶怖くて、横に立って叱られているような若い男に思わず同情したくなるような写真なのです。

 あたかも使えない入社3年目くらいのボンクラを、イライラしながら叱っている欲求不満ヒステリー高慢女、という図です。日経という新聞社の中では、あんな打ち合わせ風景が繰り広げられているのか、大変だろうなぁ、なんて思ってしまいます。

 広告のコンセプトは良いのです。小雪を起用した理由も、お堅くて野暮ったい日経のイメージを、女性に人気のファッショナブルな女優を使って、一気に洗練されたかつ親しみやすい雰囲気にしましょう、ということでしょう。そこには中年のビジネスマンだけではなく、投資に興味のある主婦やOLも読者に取り込みたいという意図が感じられます。

 だから小雪はビジネスウーマンではなくても、株式や金融商品にちょっと興味のある知的で普通のOLという設定で良いのです。そういう人も読む新聞なんだよ、という方が、若い女性もオジサンも安心して広告に接することができるはずです。それを日経の企業体質が曲げてしまったのでしょう。多分打ち合わせを重ねているうちに、どんどん小雪がファッショナブルではなくなってしまい、今のような「怖い女」になってしまったのだと思います。小雪自身もあの写真はマイナスだと思っているんじゃないかと推察されるのですが、どうなんでしょう。事務所に意見を聞いてみたいものです。

   

とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する