幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月8日 ● 「彼氏」がいる主婦。

 先日Mっちゃんはランチ合コンで知り合った30代後半の主婦と初めてツーショットで会って、そのままホテルに直行するという「手練れぶり」を披露してくれました。Mっちゃんによると、単にお茶するだけだと思っていたのに、どちらかと言うとその主婦の方から誘ってきたんだそうです。なんでも彼女とダンナは年が離れていて物足りず、付き合っていた「彼氏」とは別れたばかりなので、新しい男を物色していたんだとか。

 ランチ合コンで一緒だった仲間の主婦には「内緒にしてね」と言うから、さすがにそういうことは友達とは言え知られたくないのかと思いきや、「彼女にはすぐにエッチしちゃダメだと言われていたのに、即ホテルに行ってしまったので怒られる」から内緒にして欲しいんだそうです。凄い世界です。

 聞くところによると、最近の30代主婦にとって「彼氏」がいるというのはさほど特別なことでもないんだそうです。ダンナには女扱いされないし、自分でも女としての「賞味期限」がリミットに近づいているのを感じているので、ここで最後のひと花を咲かせようと、積極的に「彼氏」探しをしていると言うのです。

 今の30代主婦というと、かつてバブル期に女子大生・OLとして思いっ切り弾けて遊んでいた世代です。僕より数才年下ですから、よく知っている彼女たちのことを思い浮かべると「さもありなん」と思います。20代の頃にあれだけ派手に遊んでいた女性たちが、結婚したからと言って、いつまでも大人しく家にいるとは思えません。例え一人ではなかなか踏ん切りがつかなくても、同じように不満を抱えている主婦同士で集まれば、欲求不満は一気に爆発することでしょう。

 最初は単にストレス解消、憂さ晴らしに飲みに行くくらいから始まって、次はどうせ飲むなら男がいた方が盛り上がるから、となり、最後はトキメキが欲しい、女として扱ってくれる男が欲しい、となるのです。またそれに付き合ってくれる30代〜40代の男が出会い系サイトなので簡単に調達できてしまいますから、余計に「彼氏」くらい当たり前になってしまうのでしょう。

 正直、僕はそんな彼女たちを責める気にはなれません。「彼氏」が欲しい心理の裏には、夫の妻に対する無関心があるからですし、その夫たちも妻には無関心でも、よその奥さんの「彼氏」になっているかも知れないからです。「援助交際」を誰でもやっていることと言い放つ女子高校生と、「彼氏」が欲しいと言う主婦との間に大きな差はありません。相手する男がいて始めてどちらも成り立つのですから、悪いのは女だけではないのです。

 そもそも、本当に「彼氏」がいることが悪いことなのかどうかすらわかりません。家庭にずっといて煮詰まってしまうよりも、主婦だってガス抜きした方がいい場合だってあるでしょう。理想的ではなくても、家庭崩壊を招くよりは現実的で次善の策なのかも知れないのです。判断の難しいところですが、少なくともMっちゃんには都合の良い世の中だと言うことだけは確かです。


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