幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月7日 ● 年齢差。

 大人になると、自分の実年齢と精神年齢のギャップを感じます。それが30才だろうが40才、50才だろうが「そんな年だなんて自分では実感できない」と誰しも口々に言います。心の中ではずっと20代半ば(何才かは人それぞれでしょうが)でストップしているのに、実年齢だけが着々と毎年増えていくような感じです。

 これはもちろんオジサン・オバサンになるほど実年齢と精神年齢の差が開いていきます。僕の場合も、心の中の年齢は4年に1才くらいしか年を取らなくなっているので、未だに30才そこそこですが、実年齢は41才。20代の女性にオヤジ扱いされるたびに「そんなに違わないじゃん」と思ってしまいますが、本当は「そんなに違う」のです。

 ただ、相手の年齢の捉え方も人それぞれで、実年齢をそのまま相手の年齢と思うタイプもいますが、「自分が感じる年齢」で相手の年を捉える人もいます。45才と言われたら「この人は45才」と決め込んでしまう人と、45才と言われても30代に感じられればそういう対応をする人がいて、前者は真面目でちょっと融通の利かない優等生タイプ、後者はいい加減でアバウトなラテンタイプが多いようです。

 これは一長一短あって、オフィシャルな付き合いの場合は、やはり実年齢重視にならざるを得ません。いくら若々しいからと言っても、40代の人を軽々しく扱っては失礼です。しかし、プライベートな場では感じられる年齢なりの対応をした方が、大抵うまくいきます。20代でもオヤジ臭くて30代後半にしか思えないような人は、やっぱり内面がそれなりに成熟しているので、あまり若造扱いしない方が無難です。逆に50才でも若々しい人は心の中も若い場合がほとんどです。節度は必要でしょうが、そう感じた年齢なりの扱いをしてあげた方が喜ばれます。

 ただ難しいのは女性の場合で、実年齢そのままに扱って良いのはせいぜい20代までで、それ以上になるとオバサン扱いは必ず怒りますし、かと言って小娘扱いも機嫌を損ねるので、微妙なさじ加減が必要です。まあ「基本は若く」ですけど、あまり年齢に触れないのが何よりです。

 ただ、女性に限らず人の年齢なんて、実はどうでもいいことと言えばどうでもいいこと。長幼の序を重んじる儒教的精神、もしくは1年違えば虫けら同然の体育会的発想では上か下かは大事かも知れませんが、本来他人に対しては、上でも下でもちゃんとそれなりの礼儀を持って接するべきなのです。年上ならへつらい、年下なら威張るというのは、相手の内面とか人間性を見ないで、年齢だけで人の価値を判断しているのですから、ほとんど思考停止状態です。節度を保ちながらフランクに付き合えれば一番だと思います。


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