幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月6日 ● 高校時代の友人。

 ちょっと相談事があって、高校時代の同級生で弁護士をしている友人に電話をしました。しかも2人も。弁護士の法律相談というのは、予約をあらかじめ取って事務所まで出向いて30分5000円だそうですが、こんな時ばかり友達顔をして電話で好き勝手相談して、挙げ句に今度飲みに行こう、お前弁護士だから稼いでいるだろ、奢りな、なんて話でまとめてしまうのですから、つくづく自分でも虫が良いなと思いました。持つべき者は役に立つ友です。

 高校時代に「徒然草」の一節にモノをくれる友が良い、なんて書いてあるのを読んで「吉田兼好って、ロクでもないやつだな」と感じましたが、つくづくこの年になると、彼の言っていることは人生の機微を捉えているのだと思います。モノをくれる友はもちろんですが、困った時に知恵をくれる友が近くにいてくれて、専門家としての適切なアドバイスをしてもらえることがどれほど助かるか、社会に馴染めば馴染むほど身に沁みてそのありがたさがわかります。

 僕のように不惑を越えると、みんなそれぞれの分野でプロの顔をしています。弁護士だけではなく、医者も役人も銀行も記者も教師も八百屋も、みんなその道のプロですから、相談すればそれなりの情報を与えてくれます。もちろん、そのためには自分も専門家として役に立てる時はお役に立ちますよ、という「ギブ&テイク」のスタンスがあれば一番ですが、高校時代の友達というのは、それを抜きにしても気楽に話せるのが良いところです。

 久しぶりに同級生と話して、また同窓会でもやりたくなりました。年賀状の季節ですから、年明けにでも声をかければみんな集まりそうです。もっとも幹事はどうせ僕ですから、安易な思いつきは自らの首を絞める可能性があり危険なんですけどね。


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