幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月3日 ● 長嶋は総監督に。

 五輪の野球排除問題は、とりあえずアテネ以降に先送りということになって、いよいよ噂通りアテネ五輪に向けて長嶋監督が誕生しました。これで今度こそドリームチーム実現への第一歩を踏み出したことになります。

 公開競技だった1984年ロス五輪での金メダルから、2000年シドニー五輪でメダルを逃すまで、日本の野球は五輪においては長期低落傾向にあります。一流選手を出さなくても十分に勝てるアメリカ、アマ最強のキューバ、挙国一致体制で必ず勝ちにくる韓国などに比べて、アマ主体で一部プロ選手という「なめた」構成では日本は勝てないことははっきりしています。

 長嶋が監督に就任したということは、日本のプロ野球のシンボルの元に、全てのチーム・選手が協力するということですから、アテネに向けたメンバーは期待十分です。少なくとも来年のシーズンオフに行われる予定の予選は問題ないことでしょう。

 問題があるとすれば、ひとつは本大会の期間中、日本のプロ野球は「五輪休み」を設けることができるかどうかにあります。休みを作ることができないと、本当の意味でのドリームチームができるかどうか疑問が残ります。サッカーのように、クラブが代表メンバー抜きで戦うことも最初から計算しているのなら良いですが、プロ野球にはそういう経験はありませんから、選手の派遣はまた大揉めすることでしょう。

 もうひとつの問題は、長嶋が本当に監督で良いのか、ということです。確かにシンボルとしての長嶋はドリームチーム作りに大きく寄与することでしょうが、采配をふるう指揮官としては、その能力に誰もが疑問を抱いていることでしょう。

 いくらドリームチームと言ったって、お飾りの監督で勝てるほど日本は余裕のある戦力ではありません。となると、長嶋は「総監督」にして、実際に指揮をふるう監督を据えた方が良いのではないかと思います。いっそ、首脳陣もオールスターにして、監督・王貞治、ヘッドコーチ・星野仙一、バッティングコーチ・落合博満、ピッチングコーチ・江川卓、バッテリーコーチ・達川光男、ついでに応援コーチ・川藤幸三なんてのもいいのでは?ケンカになって空中分解しそうだけど。


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