幹事クリタのコーカイ日誌2002

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11月19日 ● 不良老人を目指して。

 冬の間、ずっと風邪を引いている人はストレスが原因になっている、という雑誌記事を読みました。風邪薬を飲めば一時的には症状は軽減するものの、結局またぶり返してしまうというのです。僕も会社に入ってからずっと冬の間風邪ばかり引いていたのは、ストレスもあったのかなと今になって思います。もっとも一番の原因はゲームのやり過ぎで寝不足だったからでしょうけどね。ゲームをやらなくなってからは本当に風邪を引く回数が減りましたから。

 ただストレスがカラダに悪いだろうというのは、現代人なら誰しも感じていることでしょう。自分でもストレスを強く感じている時は常にゲッソリとしていて、いつも心の中に暗雲が垂れ込めている感じがします。逆にストレス源がなくなった時の解放感たるや、心の中が秋の青空よりもスッキリと晴れ渡った気がします。

 僕の周りでも、ストレスで血圧が上がったままの人、不眠症になる人、食べられなくなった人、激太りした人、ひどいアトピーになった人など、いろいろな症状を抱えた人を見てきましたが、共通しているのは、みんな真面目で思い込みが強い性格の人だということです。真っ正面からストレス源と向き合ってしまうのでしょう。逃げることもできずに、ひたすら打たれ続けてそれに耐えているからダメージも大きいのです。きっとみんな長生きできないかもな、なんて思ってしまいます。

 では彼らにそのストレスから「逃げる」ことを勧めても、多分それができないから困るんですよね。なにせ「真面目」なのは性格ですから、いい加減に流しておけよ、とか、いちいち気に病むなよ、とかアドバイスをしても何の役にも立ちません。

 僕自身も子どもの頃から物事を気に病む性格で、いろいろなことで悩んではクヨクヨしていました。ただ僕は自分でもそんな「弱い」性格がイヤで仕方なかったので、小学生の頃から性格改善に取り組み続けてきていて、10代よりは20代、20代よりは30代の方が不真面目でいい加減な人間になったと思っています。いや、本当は何事にも動じない岩のように「強い」性格を目指していたのですが、そうはならずに単純に「逃げ足の早い」性格になっただけなのですが、まあクヨクヨしているよりはマシでしょう。

 もちろん、今でも根っからラテンな人から見れば、かなり真面目に見られているだろうなとは思いますが、自分自身では相当「いい加減レベル」が上がってきている自覚はあります。今後40代、50代でさらにラテン感覚に磨きをかけて、60代では「不良老人」と呼ばれるような札付きになりたいと言うのが目標です。どうせストレスを軽減して長生きするのなら、不良老人でいる方が余生が楽しそうですからね。


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