高校生の時に柔道部に入ってしまったため、当時は常に怪我と友達状態でした。肘や腰、膝、足首はもちろん、時には歯が欠けたり鎖骨がずれたりと、なかなかとんでもない毎日を送っていました。近所の外科医の常連で「今度は何をして来たんだ？」と医者に言われていました。

　あの頃は怪我をすると練習を休めるので、痛いけどちょっと嬉しい、ということもあったのですが、今は怪我をすると折角の休日にテニスができないので最低です。テニスはコンタクトスポーツではないので、ぶつかって怪我をすることは滅多にないのですが、自分で故障することはしばしばです。熱心にテニスをしている大人は、大抵肘、腰、膝などに古傷を持っています。

　僕も関節のあちらこちらが痛いのですが、さらに先日の交流戦の時に足首を軽く捻ってしまいました。もちろん、普通なら捻挫なのですから湿布をして安静にすることが必要なのですが、昨日も大会があったものですから、強行出場してしまいました。

　階段を降りたりすると、ちょっと痛いな、という程度の捻挫なのですが、実際にコートに入ると足首のことなんて忘れてボールを追いかけてしまいます。何とか試合に影響が出ない程度だったので、結局3試合も走り回ってしまったのですが、どこか無意識のうちにセーブしてしまったのか、接戦になった試合は負けてしまいました。

　試合も終わったことだし、これで安静にしても良いのですが、僕のポリシーは「テニスしながら治す」です。以前カカトにヒビを入れてしまった時も、右の中指を故障した時も、それでもテニスは休まずに続けてきました。今回もテニス以外ではなるべく酷使しないで、治ってしまうといいなと考えています。