幹事クリタのコーカイ日誌2002

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10月31日 ● 巨人黄金時代到来?

 圧倒的な強さを見せつけて巨人が西武を四タテして日本シリーズを制しました。全てが巨人に対してうまく回って西武は後手後手になったとは言え、それでも4連勝できるという強さは半端なものではありません。

 巨人の戦力は極めてバランスの取れたものです。ベテラン・中堅・若手が噛み合っているし、ポジション的にも穴がありません。かつては穴だった捕手も今年は阿部が急成長しましたし、内外野とも厳しいレギュラー争いをしています。元木や後藤など、他チームにいけば即レギュラーの選手が控えで出番を待っているのですから、うかうかしていられる選手はいません。

 投手陣では上原と桑田の復活が見事でした。特に桑田の復活についてはサラリーマンでも胸を打つものがあります。かつての功労者がいつの間にか窓際に追い込まれて敗戦処理をさせられていたのに、新しい上司がその力とプライドを認めてもう一度チャンスを与え、その期待に応えての復活劇。まるで『プロジェクトX』です。

 こうした起用法も含めて、豊富な戦力を見事に束ねて戦う集団に仕立て上げた原の手腕には感心します。まさか彼がここまで名監督になれるとは思っていませんでした。コーチとしての経験を積んだだけではなく、恐らくはアマチュア野球の名監督だった父親の采配振りを高校時代から間近で見て身に付けたものなのでしょう。

 名将と呼ぶにはまだ早いですが、その器を見せた原監督と、これだけの巨大戦力をもってすれば、今年が巨人黄金時代の幕開けになるかも知れません。心配は松井のメジャー行きだけ。脇役ならともかく、軸がいなくなるの困ることでしょう。もっともアンチ巨人ファンとしては、松井が抜けるくらいのハンデは欲しいところですけどね。


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