幹事クリタのコーカイ日誌2002

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10月25日 ● コート確保に四苦八苦。

 ここのところ日本は「第四次テニスブーム」(と松岡修造が言っていた)だそうで、我々のように「第三次テニスブーム」(多分、1980年前後のボルグ・マッケンロー時代)だった頃からずっと20年テニスをしている人間には半ば嬉しく、半ば迷惑なことになっています。

 嬉しいのは、もちろんテニス仲間が増えること、テニスに才能が集まるかも知れないこと、そして新しくテニスを始める子どもたちから尊敬の眼差しで見てもらえることです(本当は若い女の子からも尊敬されたい)。テニスが上手な大人というのは『テニスの王子様』世代の小学生にはとりあえずヒーローな訳です。もっともマンガの主人公のようなスーパープレーができるわけではないので、完全に彼らの期待に応えられる訳ではないのですが、長年バカみたいにテニスを続けてきて良かったとは思います。

 迷惑なのは、そんな子どもたちにせがまれたのか、僕らと同じくらいの第三次ブーム世代の親が、昔のラケットを引っぱり出して家族でテニスをするようになったことです。いや、それ自体は微笑ましく決して悪いことではないのですが、マナーが悪いのと、なによりコートが確保できなくなるのが辛いところです。

 現天皇と美智子皇后を結びつけた1950年代後半のテニスブーム(多分第一次テニスブームだったんだろうな)の頃のように、テニスがハイソでマナーにうるさい時代は遠く過ぎ去り、昔に比べれば随分とカジュアルなスポーツになったとは言え、やはりそれでもテニスは野球やサッカーとは違います。ある程度はマナーを守って美しくプレーを楽しんで欲しいものだと思うのですが、傍若無人に振る舞う家族連れや若者連れには本当に眉を顰めてしまいます。

 コート確保はもっと重要な問題です。テニスサークルはコートを確保できてナンボです。ところが公営コートの競争率は上がるばかり。抽選で外れても以前なら空きが簡単に見つかったものですが、最近はキャンセルを鵜の目鷹の目で狙っている人がたくさんいるのか、すぐに取られてしまいます。

 実は今週土曜日の練習もコートが足りず困っていました。致し方なくメンバーには先着順で足切りする旨を伝えてあったのですが、幸いなことに木曜日の夜にキャンセルが出たのをメンバーが見つけてくれて、なんとか必要面数を確保することができました。

 公営テニスコートと言うのは、平日の昼間は大抵利用者が少なくガラガラです。ですから、いくら土日に人気が集中するとは言え、簡単に自治体も経費が嵩むコートを増やす訳にはいかないことでしょう。ましてやブームが過ぎ去ってしまった後のことを考えると、よほどのことがない限りコートが新設されることなどあり得ません。

 結局僕たちにできることは、『テニスの王子様』が終了するのをジッと待つしかないのかも。ところで、「第二次テニスブーム」はいつだったんだろう?もしかして1970年代半ばの『エースをねらえ!』の時かな?でもそれでは第三次と近すぎて重なってしまうような気もするし。うーん、謎です。修造に聞いてみたいな。


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