幹事クリタのコーカイ日誌2002

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10月24日 ● 男と男の約束。

 最近死語になった言葉に「男と男の約束」というのがあります。僕たちが子どもの頃、しばしば「男と男の約束だぞ」と言って約束をしたものでした。と言って、この約束が厳守されたかと言うと、そこは子どものこと、意外に忘れてしまったりしてあっさり覆されてしまうことも多かったのですが、当時は「男と男の約束」をすること、それ自体が大事だったのです。

 この精神が今でも我々の中に生きているのか、大人になってからも男同士の約束というのは、なにかお互いに信頼できる気がします。と言うか、男は成長する過程で、女の子と約束しても何の当てにもならないということを経験的に知っているというべきなのでしょう。

 本当に女の子は約束を守りません。もしくは、守らなくてもOK、という文化圏で生きていると言い換えてもいいでしょう。女の子はいろいろあるのだそうです。だから約束を守れないこともある、その時は「ごめーん」と謝ったからいいじゃない、いつまでもグチグチ言ってるんじゃないわよ、ということになるみたいです。もちろん全ての女の子がそうだというわけではありませんが、約束を守るタイプの女の子も、約束を守らない女の子に怒っていたりしますから、女の子文化圏では約束に対して男ほどのこだわりはないようです。

 男は違います。いったん約束した以上、どんなことがあっても守る、親が死んでも守る、というのが男です。それは一種の男の美学です。約束を守らないのはカッコ悪い、男らしくない、そう思っているからこそ、つまらない約束でも頑張って守ろうと思うのです。

 「男と男の約束」が最近死語になってしまったということは、そういう精神性も失われつつあるということかも知れません。最近の若者はそこまで無理して約束を守るという気はないみたいですから。でも、とりあえず謝るくらいはして欲しいですよね。言い訳から始める前に謝れよ、とオジサンは内心思っています。女の子の場合は、もはや怒る気力すら失せていますけど。


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