幹事クリタのコーカイ日誌2002

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10月22日 ● 水戸黄門の教育的効果。

 月曜夜8時のテレビは『HEY!HEY!HEY!』といつも決めていますが、急に思い立って『水戸黄門』を見てみました。ひとつは新シリーズになって里見浩太朗の黄門さまはいかがなものか、という興味と、ひとつは相変わらず由美かおるは風呂に入っているのか、という心配と、というのもありましたが、実は子どもたちに時代劇を見せてみようと思ったのが一番の理由です。

 僕たちが子どもの頃は、落語や時代劇で江戸時代の風俗には結構慣れ親しんでいました。もちろん、それは正しく時代考証をされたものではないのですが、一応当時のベーシックな知識は自然と得ることができました。ところが今ではどちらもかなりマイナーな芸能になりつつあり、そのため子どもたちは「長屋」とか「十手」とか「旅篭」とか「千両箱」とか「岡っ引き」とか「ご無体な」とか「良いではないか」とか、とにかくそういった基本単語すら聞き覚えのないものになっています。

 こういったことは、歴史の授業に役立つとかいう問題以前に、日本文化の基礎知識として知っておいて欲しいと思います。一切触れないで子ども時代を過ごしてしまうのは、やはりもったいないことですし、大人になってから時代物を楽しめないのも損でしょう。

 で、久しぶりに見た水戸黄門、心配していた通りに由美かおるは脱いでいましたが、それほど露出度は高くなく一安心。ま、それにしてもさすがにきついです。もう少し若い綺麗な女優さんはいないのでしょうか?あんなものを見て喜ぶのは60才以上だけ。いくらターゲットが高齢者だからと言っても、せめて30代の女優さんは出して欲しいものです。

 里見の黄門さまは、予想通りまだまだ油が抜けていない感じで、現役感十分、あれでは由美かおるとの仲が心配になってしまいます。元気に立ち回りまで見せていましたが、もう少し老け込んだ方がよくないか?という印象。助さん格さんの存在感が薄くて、余計に黄門さまの元気が眩しい感じでした。

 うっかり八兵衛も風車の弥七も出てこない寂しい水戸黄門ですが、子どものたちの反応はと言えば、予想通り上の息子は興味なし、下の娘は大喜び。これは子どもの性格そのままで、物珍しいものにすぐに反応するミーハー娘と、正反対に全てに反応が鈍い息子ではこうなるだろうとは思っていました。

 娘は特に徳川家の葵の紋が珍しかったようで、「あれはなに?」「うちにもあれはあるのか?」といろいろ煩く聞いてきました。そう言えば我が家には家紋のついたものは何もありません。どんな紋だったか説明もできません。今度実家に戻った時に、見せてやろうと思いました。少しは教育的効果もあったようです。


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