我々のテニスサークルのＯ川くんがアキレス腱を完全断裂したのは今年1月のことでした。サービスリターンをしようと一歩踏み出した時にブチンと切れてそのまま入院。2ヶ月も病院にいて、テニスに復帰できたのは半年後の7月でした。今は以前と同じように楽しげにテニスしていますが、この半年間はやはりテニスができず辛い思いをしたことでしょう。

　会社の後輩Ｍ山くんは先月やはりアキレス腱を完全断裂しました。こちらはフットサルをプレイしていた時にやってしまったそうです。今でも松葉杖をつきながら会社に来ています。

　元テニスプレーヤーの伊達公子が先日のトヨタプリンセスカップの時にアキレス腱を「ほぼ断裂」しました。10月4日にメアリー・ジョー・フェルナンデスとAIGオープンのエキジビションマッチを行う予定で、練習を再開、プリンセスカップはその調整のために出場したのでしょうが、これでエキジビションマッチは中止になってしまいました。目玉がなくなったAIGオープンの主催者も辛いところでしょう。

　アキレス腱はどうやら意外と簡単に切れるもののようです。あの伊達公子ですら切るのです。一般人がアキレス腱が老化しているにも関わらず、十分なストレッチもせずにいきなり負荷をかければ、ブチッ、といっても全然不思議はありません。

　スポーツの秋。日頃から運動不足なのに、いきなりママさんバレー大会に出たり、運動会で走ったりすると、アキレス腱を切って2〜3ヵ月は不便を余儀なくされる可能性もありますから、昔取った杵柄などと思って調子に乗らない方が身のためですよ。