幹事クリタのコーカイ日誌2002

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9月20日 ● これがアメリカだったら。

 毎日のように北朝鮮拉致問題で報道は埋め尽くされています。最初は果たして北朝鮮が拉致疑惑を認めるかどうかが焦点だったのに、あっさり認めた上に生死のリスト一覧まで出されて、すっかり論点が移行してしまいました。今は、亡くなった人たちの詳細ばかりをマスコミは追いかけています。

 もちろん関心がどうしても拉致された人たちがどういう風に北朝鮮で過ごしていたのか、亡くなったのはなぜか、というところに向くのはある程度仕方ないでしょう。遺族にしてみれば当然の関心事ですし、それに周りも感情移入しやすいのも事実です。

 しかし、本来は生死の如何を問わず、拉致事件があったことそのものが問題のはずです。何人死んでいたからダメとか、生きていたからOKとかいうことではありません。これは北朝鮮という国家による日本人への犯罪行為です。日本が国家である以上、その国民の生命と財産を他から守ることは最も基本的な責務です。国民を守れない国家は意味がありません。ですから最低限の義務さえ果たせなかった日本政府や外務省が批判されるのはある程度当然だとは思います。

 しかし、もっとも非難されるべきは北朝鮮という国家であるはずです。レイプされた女性に対して「スキがあったからだ」「そんな夜道を歩くからだ」と責めているような外務省叩きよりも、まずレイプ犯自体をもっと徹底的に追及すべきです。

 もしこれがアメリカだったら、と想像してしまいます。彼の単純明快かつ野蛮な国は、国民こぞって北朝鮮に報復を考えるのではないでしょうか?犯罪国家を許すまじ、軍事介入をしてでも政権を交代させて指導者は厳罰、そしてアメリカ傀儡の民主的な政府が治める国家を作らなければ、国交回復なんてあり得ないと思うことでしょう。

 小泉首相が想像していた以上に、拉致事件について日本国民は怒っていると思います。今後あまりにも安易で弱腰の外交を展開するようなことがあったら、逆に日本人だってブッシュのようなバカでも勇ましいリーダーを望むようになるかも知れません。小泉首相には、ここはひとつきっちりと筋を通して欲しいものです。


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