幹事クリタのコーカイ日誌2002

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9月16日 ● 飛び入りテニス。

 昨日娘を連れてテニスをしたときのことです。テニス仲間も10人ほどいて、和気藹々と遊んでいたら、一人の青年がいきなり仲間に入れてくれと言ってきました。事情を聞いたら、友達と2人でテニスをするつもりで来たのに、急にその友達が用事ができてしまい参加できなかくなったから、コートをキャンセルしたということでした。我々のテニスを見て、できたら一緒に入れて貰えたら、と思ったようです。

 時々そう言って仲間に入れて貰いたがる中年オジサンはいますが、年齢もレベルも合わないので大抵は断っています。しかし、今回は残り時間も小一時間しかなかったし、礼儀正しいしっかりした青年だったので入って貰いました。「テニス歴は?」と聞くと「高校からやっています」とのことだったので、じゃあそこそこ打てるかなと思って少し打ってみたらかなり上手そうなので、早速ゲームをしてみました。

 僕といつも一緒にペアを組んでいるマッキーとのペアで、相手はその青年Nくんと、やはり昨日初めて一緒にテニスをした高校選抜や全日本ジュニアにも出場したことがあるという本格派のOくんのペア。こちらは2人合わせて73才、相手は49才。随分若さにも差があります。

 試合は最初こそ一進一退の良い勝負でしたが、後半は初めて組んだ相手ペアの息が少しずつ合ってきたせいで、一気にやられてしまい1-6で完敗してしまいました。Oくんのサウスポーからのスライスサーブは、まるで横にボールが飛んでいくくらい切れていくし、Nくんのサーブは滅茶苦茶速く、軽く160km/hくらいは出ていそうです。反射神経やフットワークもかなりのものでした。なによりボールを拾いに行くときのスピードが並みではありません。きっと球拾いで鍛えられているのでしょう。

 試合が終わってから、Nくんも誘ってみんなで一緒にお茶を飲みに行き、そこで事情を詳しく聞きました。やはりNくんは某大学体育会4年生で、その大学のナンバー1。翌日から東海学生大会が始まるので、軽い調整練習のためにパートナーと打ちにきたのだそうです。ところがそのパートナーの祖母が倒れたとかで、急に実家がある富山に帰ってしまったので、練習もできずに茫然と佇んでいたらしいのです。

 そこそこ打てるかな、なんてレベルではなく、打って貰ってありがとう、と言わなくてはいけないような人でした。テニスが大好きらしく、卒業したらテニスコーチになろうと思っているとか。親には猛反対されているらしいですけどね。まあそれは僕も一応常識的な大人として反対しておきました。ちゃんとした就職先があるというのですから、そちらに勤めてテニスを生涯の趣味とした方が良いと思います。

 それにしても全くつながりがないような人と、テニスをしているというだけでいきなり知り合いになれてしまうのは本当に面白いです。好青年Nくんがコーチにならずに、土日休める会社に就職したら、うちのサークルに入ってもらいたいなと思いました。


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