幹事クリタのコーカイ日誌2002

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8月19日 ● 野球王国・四国。

 今年の甲子園、ベスト8に四国代表4校全てが勝ち残りました。長い甲子園の歴史でも初めてのことだそうです。素直に素晴らしいと思いますし、何かと目立つ関西と九州に挟まれ、さらに対岸の中国地方に比べても影が薄いというか、なかなか存在感を示すことができない四国の人々にとっては「どうだ」と胸を張るような快挙でしょう。

 もっとも四国は昔から「球国」ではありました。そもそも今年野球の特別殿堂入りした「野球」の名付け親・正岡子規の故郷は松山ですし、日本のプロ野球草創期を築いた景浦将、千葉茂は松山商、三原脩・水原茂は、高松時代からのライバル。高校野球でも松山商・高松商・徳島商・高知商の「四商」を始め、尽誠学園、池田、明徳義塾、宇和島東など伝統校・強豪校が揃っています。

 そういう意味では今さら四国の野球の強さを云々するのも失礼な話かも知れませんが、その人口や経済力などを考えると、やはり関東や関西に対抗してこれだけ高校野球で強さを発揮しているのは凄いと言わざるを得ません。

 それに比べて最近の東海勢、特に愛知県の地盤沈下は目を覆いたくなるほどです。今年ようやく東邦が1勝を挙げましたが、ここのところ春夏ずっと初戦敗退を続けていました。中京、東邦を筆頭に愛知県は無敵の強さを誇ったのもすっかり色褪せてしまい、今では「弱小県」と言ってもいいほどの成績です。

 最後に甲子園で優勝したのも、春は1989年東邦、夏にいたっては1966年の中京商(現中京大中京)まで遡らなければなりません。工藤(愛工大名電)や槇原(大府)がいようが、イチロー(愛工大名電)がいようが、勝てないのですから、甲子園は大変です。いくら僕が野球好きとは言え、やはりたまには高校野球で地元校の応援に熱中してみたいものです。


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