幹事クリタのコーカイ日誌2002

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8月9日 ● サトエリのマンガ夜話。

 NHK衛星放送でシリーズ化している「BSマンガ夜話」。今週4夜連続で放送され、しかも再放送と二段積みだったので、毎日2時間も見てしまいました。今回のシリーズは好きな作品が取り上げられたので、見ているのは全然辛くなかったのですが、作品よりなにより目立っていたのは、実は新しいアシスタントの佐藤江梨子でした。

 この番組のアシスタントは何人も代わってきているのですが、いしかわじゅんを始めとする小煩いオヤジたちのマニアックなマンガ話に入って場を仕切っていくのは意外と難しいものだと思います。オヤジの話に的確な突っ込みや感想を交えつつ、番組に寄せられるファックスやメールを紹介していくのが仕事なのですが、会社のOLと同じく一番大事な能力は「オヤジ転がし」の技なのです。

 あまり頭が良さそうでも嫌われるし、かと言ってボンヤリしているバカでも間に合いません。気が利いていてなおかつ出しゃばらない、しかも愛敬があって可愛がられるというキャラクターがピッタリです。前回のシリーズまでアシスタントをしていた笹峰愛は、この間合いが絶妙で、歴代アシスタントの中で最高だったと思います。

 前任者が良いと後を受けた人間が辛いのはどんな仕事でも一緒。サトエリは恐らく歴代アシスタントの中で一番名前も顔も知られている売れっ子です。マンガ好きでもあるし、NHKも自信を持って笹峰愛の後任として据えたのでしょうが、やはり彼女でもこのマニアックな番組の中では浮いてしまっていました。

 『マカロニほうれん荘』の回で、あの江口寿史に「描いてみてくださいよ」と怖いモノ知らずの発言をするし、『星のたてごと』では竹宮恵子に「若い子はタメ口をきく」と釘を刺されるし、シリーズ中に再三にわたっていしかわじゅんの話の腰を折って叱られるし。ファックスを読むのもたどたどしく、進行役の大月隆寛に助け船を出してもらうこともしばしばでした。

 多分サトエリは民放バラエティ番組のノリで、いろいろコメントをしようとしたのでしょうが、この番組にはそれをうまく拾ってくれるプロの司会者はいませんから、場の流れを断ち切って番組を壊してしまうばかりでした。司会に島田紳助とかいれば別なのでしょうが。

 次回シリーズは10月末に予定されているということですが、このままサトエリ続投か、それともあっさり降板かは、結構興味深いところです。恐らくレギュラー陣は「降板」を要求するような気がしますし、そもそもサトエリ側にもあれでは出ている意味はないと思います。


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