幹事クリタのコーカイ日誌2002

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7月18日 ● 塾は楽しい。

 あまりに勉強の出来が悪い我が家の中一の息子。中間テストに続いて期末テストでもひどい点を取ってきたせいで、とうとう本人がずっと嫌がっていた塾通いをさせられる羽目になりました。地下鉄でひと駅離れたところにある河合塾の夏期講習に、今週月曜日から毎晩通っています。

 息子はとにかく保守的で臆病な性格なので、新しいことにチャレンジするのを嫌がります。塾に行きたがらなかったのも、知らない場所に行くのが怖い、というだけのことで、特に何かやりたいことができなくなるからという訳ではありませんでした。

 そこで無理矢理叱りつけて一学期の復習をする夏期講習に通わせたのですが、初日の授業を受けて帰ってきた瞬間から「塾って楽しい!」「なんで今まで通わなかったのかな」なんて言っているのです。

 息子によれば、とにかく塾の先生は授業がわかりやすくて話も面白いと。学校の先生の授業は退屈で、すぐに飽きてしまうのに、塾なら内容がよくわかるから楽しいと言うのです。さもありなん、と思います。なにせ塾は人気商売。子どもに嫌がられてしまったら、すぐにお客さんは逃げてしまいます。食べにくい素材でもいかに上手に食べさせるかを常に研究しているプロの中のプロだからです。

 逆に言えば、学校の先生は何をしているのか、ということです。彼らだって本当は子どもを教えるプロのはずです。ところが、その先生が十年一日の如く同じような授業を繰り返し、向上心も研究心もなく、ただ漫然と子どもたち相手に独白を続けているということなのでしょう。「わからなかったら塾に行け」と言う先生も本当にいるそうですが、すでにプロであることすら放棄してしまっているのでしょうか?

 学校というところは、どんなにダメな先生でも、問題を引き起こさず淡々と勤めていればその地位は安泰です。逆に研究熱心でいろいろ創意工夫しても特に評価もされずに「目立ちたがり」とか言われて終わってしまいます。

 もちろん全ての先生がダメなわけではありません。多くの先生はそれなりに情熱と意欲を持って仕事に臨んでいると思いますが、一部のダメな先生を淘汰していくシステムがないために、結果として「学校ダメ、塾OK」と学校教育全体が否定されてしまうことになるのです。

 まずはレベルの低い先生はクビにするようなシステムを作り出すことはできないのでしょうか?何をもってレベルが低いとするか、誰がそう判断するのか、という実施上の問題はあるでしょうが、そこに突っ込んでいかない限り、特に公立校離れは進んでいくばかりのような気がします。

 

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