幹事クリタのコーカイ日誌2002

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6月6日 ● ローランギャロスの女王は?

 すっかりサッカーの陰に隠れていますが、パリの全仏オープンテニスも我々テニスファンには見逃せない展開になっています。特に女子シングルスでベスト4にウィリアムズ姉妹が残ってきたのは、やはり来たか、という感じです。

 ヴィーナスとセレナのウィリアムズ姉妹は、全米やウィンブルドンのような早いコートなら無敵の強さを誇ってきましたが、赤土のローランギャロスではこれまで最高でもベスト8と苦戦してきました。パワーテニスの彼女たちにとって、鬼門とも言えるのがパリだったのです。

 テニスには、偉大なチャンピオンでも時として苦手とする大会があります。ボルグは全米で勝てなかったし、レンドルはウィンブルドンのタイトルだけはどうしても手にすることができませんでした。男子最多13個ものグランドスラムタイトルを持つサンプラスでさえも、全仏だけは未だに優勝していません。多分このまま勝てずに引退することになるのでしょう。

 ヒンギスもパリは鬼門ですが、彼女のプレースタイルは決してレッドクレーが苦手というわけではありません。ただパリの気まぐれな観客がグラフとの決勝戦以来、ヒンギスを嫌っているだけです。

 で、ウィリアムズ姉妹。彼女たちのテニスは年々進化しています。その順応力の高さからして、いずれ全仏のタイトルもどちらかが取るのではないかという感じでした。ヒンギスやダベンポートが故障している現在、残す敵は去年のチャンピオン、カプリアティだけです。クレーでの戦い方も熟知しているし、経験、技術、パワー、いずれを取ってもウィリアムズ姉妹にひけを取りません。いよいよ準決勝で激突する彼女たちの女王争い。僕は実力的には未だカプリアティが上と見ますが、姉妹と順番に当たることになる組み合わせは不利なので、優勝はヴィーナスではないかと予想しています。


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