幹事クリタのコーカイ日誌2002

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6月5日 ● 価値ある勝ち点1。

 会社から人が消えるのが早かった昨日夕方。僕も急いで家に戻り、6時のキックオフの時にはテレビの前に。ビールを飲みながらじっくり観戦しました。

 初戦のベルギー戦は、勝てなくても良いから「勝ち点」を取ることが大切だと、サッカー専門家もマスコミもトルシエ監督自身も言っていました。ベルギーとロシアには引き分けでOK、決勝トーナメント進出の目がなくなって気落ちしているであろうチュニジア相手に大差をつけて勝ち、得失点差で2位以内、というのが、日本の「獲らぬ狸」です。

 とは言え、前回は勝てると思われたジャマイカにも負けてしまって「勝ち点0」の日本ですから、本番で果たして本当にそんな計算が成立するのかどうかはわかりません。問題はとにかく最初のベルギー戦だ、と言うのが大方の見方でした。

 で、結果は2-2の引き分けで「勝ち点1」。一度はリードしながら、相変わらず3バックの裏に出されてオフサイドを取れずに同点ゴールを許したのは問題ですが、プレッシャーを前からかけて2点をベルギーからもぎ取ったオフェンスは評価されても良いと思います。

 特に幻の3点目も含めて稲本のカラダの切れの良さは、中田英、小野だけではない日本の中盤の厚みを見せてくれました。ヒデだけマークしていれば良いと思っている他チームに対する脅威となることでしょう。

 懸念されたトルシエの采配も大きな破綻を見せませんでした。以前はリードされるとフリーズしてしまい、ちぐはぐな選手交代をしていましたが、今回の三都主、森島投入のタイミングは決して悪くなかったと思います。森岡の怪我で急遽宮本を投入して折角のリードをフイにしてしまいましたが、あれはトルシエにしてみたら不運でした。

 確かに1点リードしたところで守備を固める選手交代もあり得たのですが、日本の守備は崩されていなかったし、ベルギーのディフェンスがバテているところに動きの速い三都主、森島は有効だったはず。もしもう1点取れていれば「勝ち点3」だったわけですから、決して狙うのは悪くなかったはずです。

 これで日曜日のロシア戦がますます楽しみになってきました。日本をなめていると伝えられているロシアですが、この試合を見れば決して油断はしてこないことでしょう。心配なのは故障者が多い日本の選手陣ですが、意気は上がっているみたいです。白熱した試合になりそうです。


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