幹事クリタのコーカイ日誌2002 |
6月4日 ● 「清潔感」はもういらない? W杯の各国の選手を見ていると、どうも異様なルックスの選手が目立ちます。イタリアのデルピエロ、アルゼンチンのバティストゥータ、オルテガなどのぞろぞろした長髪。ブラジルのロナウド、アルゼンチンのベロン、ドイツのヤンカーなどのスキンヘッド(フランスのジダンは本当にハゲだけど)。そしてイングランドのベッカムや日本の中田英のようなヒゲ。もちろん、スキンヘッドとヒゲ、長髪とヒゲなどの複合技もいます。まあ一言で言えばどれもこれも「チンピラ」風です。 逆に小綺麗な選手は北欧系に多いのですが、スーパースターで小綺麗派は、イングランドのオーウェンくらい。ファンタジスタと呼ばれるような選手は揃いも揃って、良く言えば個性的、悪く言えば「小汚い」格好をしています。 昔はスポーツマンと言えば「清潔感」が売り物だったのですが、今ではすっかり価値観も逆転してしまい、キレイサッパリのお坊ちゃん系よりも、ワイルドな不良系の方が受けが良いことになっています。 これは芸能人でも同様で、浅野忠信のような長髪無精ヒゲは、昔なら絶対にもてませんでした。僕たちが子どもの頃の二枚目スターは石坂浩二とか篠田三郎と言った七三分けに白いシャツという記号的な「清潔感」が大事でした。今では中井貴一がその最後の生き残りですが、彼もちょっと二枚目としては微妙なポジションになってしまっています。 抗菌グッズなどが売れて、世の中がどんどん清潔志向になっているだけに、逆に小汚い方が受けるのでしょうか?つまり、今どき「清潔」なのは当たり前、いくら汚い風に装っていても、本当は清潔に気を遣っているからこそできる、ということなのでしょう。もはや隅々まで「清潔」が行き渡っただけに「清潔感」は必要ないということです。もっとも、日本の清潔志向とW杯の選手のファッションに本当に繋がりがあるのかないのか、わかったようなわからないような話ですが。 |
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