幹事クリタのコーカイ日誌2002

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月2日 ● アジアと世界のレベル。

 一次リーグE組、ドイツとサウジアラビアの対戦は8-0という目を覆わんばかりの大差がつきました。W杯の一次リーグでは、ヨーロッパのサッカー強国とアジアやアフリカの弱小国の対戦で時々こういう試合がありますが、それにしても最近はアジアもアフリカもレベルが上がってきただけに、まだこんなに力の差があるのかと思うと悲しくなります。

 日本と韓国という「2強」が抜けたアジア予選、サウジアラビアはどうにか予選を勝ち抜くことができました。しかし実力的に本当にW杯に相応しいチームかと言われると、イラン、イラクと差はほとんどなく、レベルが落ちてきている中東のドングリのひとつに過ぎません。とてもヨーロッパの強国に伍して戦えるだけのチーム力がないのは明らかでした。

 とは言え、ドイツもかつてのドイツならず。プレーオフで辛うじてウクライナを下して本大会に進出。どん底からは脱したと言われるものの、タレント不足は明白です。今大会注目される選手もGKのカーンぐらい。フランス、イタリア、アルゼンチンなどの優勝候補に挙げられている国に比べて同じシード国でも格下と見られていました。

 それなのに、8-0。技術、体力、戦術、どれを取ってもサウジアラビアはドイツの敵ではありませんでした。アフリカ代表のセネガルが優勝候補筆頭のフランスに勝つ一方、アジア代表のサウジアラビアはドイツに惨敗。アジアのレベルはアフリカに完全に差をつけられているようです。

 となると、心配なのは日本とチュニジアの一戦。前評判では日本のライバルはベルギー、ロシアであり、チュニジアには楽勝できるように言われていますが、本当にそうなのでしょうか?前回大会のジャマイカには勝てる、という楽観論と共通する危険な匂いを感じます。アジアの強国も世界ではまだまだ弱小国なのですから。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する