幹事クリタのコーカイ日誌2002

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5月21日 ● サークルは営利団体ではない。

 毎年春になると我々のサークルに入りたいと言う人がいます。もちろん、こちらもメンバー募集をしているので、基本的には歓迎をするのですが、時々なにか勘違いをしている人がいて、ちょっと弱ってしまうことがあります。

 サークルというのはあくまでも友好団体です。言ってみれば友達同士が集まって遊んでいる延長線上にあるわけで、決して営利を目的とした団体ではありません。当然運営はボランティアでなされているわけですから、メンバーはそれぞれに役割を持ってサークルを支えていかなくてはなりません。

 ところが、特に若い女性に多いのですが、サークルをお店かなにかと間違えていて、気に入ったら来てあげるけど、ちょっとむかつくことがあったら文句を言う、もしくはぷいっと消えてしまう、という人が時々います。そんなワガママな客は商売だってイヤですが、ボランティアで運営されているサークルではとんでもない迷惑者です。

 気の向いた時にだけ参加する、都合が悪くなるとドタキャンも平気、遅刻早退当たり前、勝手に友達を連れてくる、何かあっても連絡もせず、気に入らないことがあれば文句をつける、場の空気が読めず、団体行動には従わず、注意されればヘソを曲げ、役割分担はノーサンキュー。まさにやりたい放題です。

 まあ実際にこれだけ全部当てはまるような人はさすがにいませんが、ちょっと勘違いしている人は後を絶ちません。もちろん、いつまでもそんなメンバーがサークルにいられるはずもなく、そのうちやめていくのですが、しばらくの間でもこちらとしては気持ちを逆なでされることが多いですからイヤなものです。

 特に「言うだけタダ」と思っているのか、なんにでも自分のワガママを言うタイプは困ります。本人は言って聞いて貰えなければそれでもいい、くらいの軽い気持ちかも知れませんが、聞かされた方としては無視する訳にもいきません。何も言わずに我慢している人が損をして、ワガママを言った者の望み通りになる「言ったもん勝ち」になりやすいのです。

 長年サークルに参加している人、また社会人として経験を積んだ人は、そのあたりの呼吸がわかるようになってくるのですが、やはり社会的訓練が足りない若い人に「わかってないなぁ」と思わされることがしばしばあります。ケネディではありませんが、「サークルが自分になにをしてくれるかではなく、自分がサークルになにができるかを考えて欲しい」と思わず演説したくなります。「お客」ではなく「仲間」であるということを自覚していないと、ついついやりたい放題になってしまうのでしょう。もっとも、お客だって何でも勝手放題していいわけではないはずですけどね。


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