幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 5月4日 ● 勘が鋭いのも。

 霊感が強いのも良し悪し、という話を先日聞きました。霊感が強い人は悪い霊も呼んでしまうそうで、いろいろ面倒なことに巻き込まれるという話です。僕は全くそういうものはないので「はぁ、そんなもんなんだ」としか言えません。まあ霊感なんて無くて良かったのでしょう。

 ところが、霊感ではない普通の(?)人間関係の勘は結構鋭い方です。いろいろ気付かなくてもいいことに気付いたりします。特に人が嘘をついたり誤魔化そうとしていたりしている時、論理的破綻があればもちろん、なくても雰囲気で「なんか怪しい」とピンときてしまうのです。ちょっとした仕草や言葉で、巷間言われる「女の勘」的な勘が男のくせに働くのです。

 これは子どもの頃からの能力で、年を経るごとにますます磨きがかかってきています。20代の頃は、特に異性関係でこの能力が発揮されてしまい、女の子のつくちょっとした嘘を見破って相手を責めては泣かせていました。「女を泣かす」と言っても、そんな嘘を追求して泣かせたところでロクなことはありません。人間関係にヒビが入るばかりです。

 30代になってからは、人の嘘を見破ってもむやみと指摘するものじゃないな、と思い直したので、そういう苦い人間関係の破綻を迎えることは少なくなりましたが、それでもイヤな思いをすることには変わりありません。もうとっくにバレているのに、いつまで誤魔化す気だろう、なんて思いながら相手の話を聞くのは結構苦痛です。だからと言って、向こうは話したくない訳ですし、嘘を指摘して無理矢理本当のことを聞き出してもお互い楽しくないですから、結局こちらも言葉を飲み込んでしまいます。

 本音を語るのではなく、お互いの腹の内を探りながら表面上は和やかな会話をする、まるで政治家のような人間関係です。全くロクなもんじゃありませんが、でも大人同士というのは、やはりこういうカタチの方が丸く収まるのでしょう。ただ、仕事上は仕方ないにしろ、せめて趣味でやっているテニスサークル内くらいは、本当の言葉が聞こえる方がいいんですけどね。でもそれで仲が悪くなるのも困るし、難しいところです。

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