山田中日vs星野阪神。因縁の対決としてマスコミが煽るこのカード、今シーズン最初のゲームは、とりあえず中日が阪神を突き放しました。開幕から2連勝と好調の藪を相手に、中日打線が爆発。狭い豊橋ということはあっても、あの調子で長打を連発できれば、中日打線も捨てたものじゃありません。

　ただ試合のポイントは、やはり谷繁でしょう。試合前に星野監督は「99％知っている奴らだから」と言ったそうですが、その中で谷繁だけが星野にはわからない1％のはずです。いくら投手の球筋を知っていても、キャッチャーのリードひとつで変わってしまうもの。中村なら全て配球まで読めると思っていたのに谷繁じゃ星野も苦労することでしょう。

　山田と星野。例え因縁がなくても同世代の投手出身監督として、意識しあうところです。特に捕手のリード面はかなり気になるところ。阪神はかつて中日にも在籍した矢野が故障で欠けているだけに、この対決は中日有利という気がします。

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