幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 4月12日 ● それでもプロか。

 千葉ロッテが開幕から9連敗。同じプロ野球チーム同士なのに、これだけ負け続けるとは、それでも本当にプロなのか、と厳しい声も飛ぶことでしょう。応援団は日本一と言われる千葉ロッテだけに、余計に選手・監督は辛いと思います。

 プロというのは厳しいものだ、とよく言われます。日本で“プロ”と言われて思い浮かべるのは野球を始め、サッカーやゴルフ、ボクシング、ボーリングなどスポーツ選手や棋士、雀士など勝負をつける職業の場合が多いと思います。もしくは音楽関係とか、芸能人とか画家とか作家とかマンガ家とかの芸術文化系。その他にも、料理人、美容師、大工など長年鍛錬をして磨き上げた技術で客を魅了するような職業の人々を「プロだなぁ」とか「さすがプロだ」とか言うことが多いようです。

 しかし、本当はそんな人ばかりではなく、職業を持っている人全てが当然ながら“プロ”のはず。なんてことない普通の会社にも、プロの販売員、プロの営業マン、プロの庶務課員、プロの受付嬢などが揃っているのです。みんなプロなのですから、素人には窺い知れないプロの技があり、プロの誇りがあり、簡単には真似できないはず、という自負があるべきです。だからこそ、ロッテの選手に「それでもプロか!」と罵声を浴びせられるのでしょう。自分を真摯に省みて、それでもそう叫ぶことができる人々は素晴らしいと思います。

 4月は新入社員の季節。去年僕のところに来た新人Kはプロになることができず会社を去っていきました。20年目の春を迎えた僕自身、本当に自分はプロなのか、と自問自答を繰り返しています。早くロッテにプロとして1勝の喜びが訪れると良いと思います。

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