とうとう阪神が開幕から5連勝してしまいました。なんと64年振りのこととか。64年前なんて戦前です。当時の阪神なんて、景浦とか若林とかの時代でしょ、多分。戦後のダイナマイト打線だって知らないのに、そんな大昔のことを引っぱり出されても、とは思いますが、とにかく関西のみならずプロ野球全体がそれで活気づくのなら良いことではあります。

　最大の功労者はやはり星野監督ということになるんでしょうね。今年の阪神は選手がみんな生き生きと野球をしている感じが強くします。昨日の試合だって、走り回る赤星もいいし、スローカーブで復活した星野も、移籍してきた片岡も、新入団のホワイトも、立場こそ違え、みんなそれぞれに元気いっぱい野球を楽しんでいるように見えます。明らかに監督が代わってチームカラーが明るくなりました。

　とは言え、星野が全て良くて野村が全て悪かったということでもないと思います。野村のＩＤ野球は、阪神選手の間にかなり染み込んだはずだし、若手もそれなりに成長していました。野村は昔から選手を育てることは上手い人でしたから、その土壌をうまく星野が生かして花を咲かせたと考えるべきです。

　反対に星野は、人を使うのは上手い監督ですが、育てるのは決して得意とは言えません。伸び盛りの若手と腐っていたベテランと移籍組。これを巧みに組み合わせた用兵と士気の盛り上げ方が、64年振りの奇跡を呼んだのでしょう。この勢いがいつまで続くかは、評論家のみならず全ての野球ファンが疑問に感じていることではありますが、こんな良い夢を見ただけでも阪神ファンは今年は良かったと思うべきです。

　それにしても明るい大阪に比べて名古屋は暗いです。中日は巨人に負け越して、グランパスエイトも低迷。春の甲子園では、2校出場（中京大中京、愛工大名電）したにも関わらず、両校とも力を出し切れずに1回戦負け。中日には星野を見返すだけのパワーも無さそうで、ダメな1年になりそうです。

---

とりあえず、読むたびに（１日１回）

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。

この日記をマイ日記才人に登録する