幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 4月4日 ● ジュニアと井上悦子。

 昨日から名古屋の東山公園テニスセンターでトヨタジュニアが行われています。日本のトップジュニアが集まる大会で、この中から数年後の伊達公子や松岡修造が生まれるかも知れません。

 と言うことで、仕事の合間に少しだけ覗きに行ったのですが、ジュニアの試合を見ている僕のすぐ隣に立っているお姉さん(?)の顔に見覚えがあるな、と思ったら、井上(現在は兼城)悦子でした。もっとも、井上悦子と言われてすぐにわかる人はテニスファンの、それも年配の人だけでしょうけど。

 伊達や沢松奈生子が活躍する前に、日本の女子テニスを世界レベルにまで引っ張り上げておいたのが井上悦子です。1970年代の沢松和子以降、目立った活躍のなかった日本選手の中で、井上は1980年代に日本のトップとして世界に伍して戦い、伊達、沢松の先駆者的存在となりました。世界ランクも最高で20位代までいきました。井上の背中を見て後輩たちがランキングを駆け上がっていったのですから、まさに1990年代の日本女子黄金時代を導いた最大の功労者だと思います。

 現在井上はフェド杯の監督です。杉山愛が不出場ながら、何とか苦労して戦っているフェド杯の現状は、かつてドイツを破った黄金時代を思うと隔世の感があります。そんな中、名古屋まで足を運んでジュニアの試合を見る井上は、数年後のエースを探していたのでしょうか。僕の見る限り、日本の救世主たり得るような選手は見つからなかったのですが、彼女の目にはどう映ったのか、聞いてみたいものでした。

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