幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 3月22日 ● 本当の日本代表。

 W杯まで日本代表のテストマッチは昨日のウクライナ戦を含めて残り8試合。未だに先発メンバーをどうするのかさえ見えてこないわけですが、逆に言えばこれからの試合で活躍していけば、誰にでも代表入りの可能性があるわけです。やっている選手達は大変でしょうが、見ている我々には、いよいよ興味深いことになっています。

 FWは柳沢、高原を軸に西沢、鈴木あたりが有力です。どれも一長一短ありますから、固定するよりもその時調子が良い選手を起用すれば良いと思います。GKは川口でしょうが、不安は移籍したポーツマスで全く出番がなく試合から遠ざかっていること。僕は安定感のある楢崎をもっと起用してはどうかと思いますが、「ここ一番」での川口の強さは、やはり魅力的なのかも知れません。

 DFは昨日のウクライナ戦で結構裏を取られたりしていましたが、これはやはりセンターバックの森岡が欠けていたせいです。トルシエジャパンにとって最も必要な選手は3バックを束ねる森岡であることがよくわかりました。後は松田、中田浩、宮本あたりで問題ないでしょう。

 マスコミも最も注目しているのが激戦のMF。ボランチは稲本と戸田で問題なく、サブで福西、奧といったあたりが入るかな、という感じ。トップ下は中田英と森島の争い。問題はサイドです。特に左には中村、小野、服部、三都主、本山とタレント揃い。逆に右は波戸くらいしかいないので、小野や中田英を回すか、という悩みもあります。

 昨日はヨーロッパ組がいないこともあって、三都主、市川を左右に配し、トップ下に森島を入れました。これはこれで有効な感じで、結構相手にもプレッシャーをかけていたと思います。ドリブルで突破できる三都主は、パサーの多い日本代表の中で切り札になりますから、攻撃的にいきたい時は必要な選手です。また交代で入った小笠原も良い動きを見せていました。中田英だってうかうかしていられません。

 次はヨーロッパに渡ってポーランド戦です。川口、中田英、小野、稲本が加わるこの試合が、本来の日本代表の姿が見える時だというのがマスコミの一致した見解ですが、僕はトルシエはまだまだ彼の「実験」を続けると思います。では、どこで本当の「日本代表」が登場するか?

 残り試合で一番強い相手は、恐らく5月7日のレアル・マドリード戦です。ジダン、ラウール、フィーゴら各国のスター選手が揃えば、フランスやアルゼンチン代表よりも強いかも知れません。この試合は「花試合」になる可能性も十分ですが、この強敵を相手にした時が“本番用日本代表”のお披露目になるのではないかと思います。

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