幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 3月16日 ● ムネオだけが悪者か。

 とうとう鈴木宗男が自民党を離党し、さらには議員辞職の可能性も高くなってきたようです。本来ムネオを守るべき自民党、特に橋本派がすっかり彼を見限ってしまったため、ムネオは孤立無援。金をばらまいた「ムネムネ派」にもそっぽを向かれて、どんどん追い込まれていく今の状況に、さぞかし「ムネオ無念」なことでしょう。

 しかし、離党はともかく議員辞職まで求めるというのはいかがなものでしょうか?収賄罪などで逮捕されたというのならわかりますが、いくら「疑惑のデパート」とは言え、あくまでもムネオは疑惑の段階に過ぎません。それなのに与党までが議員辞職への圧力をかけるというのは、結局「トカゲの尻尾切り」をしたいからに違いありません。ムネオ一人を悪者として切り捨てておいて、自分たちへ影響が及ぶのを逃れようとしているわけです。

 ムネオは特に目立っただけで、やっていること自体は自民党議員ならみなそれほど大差はないことでしょう。と言うよりも、族議員として官僚に圧力をかけて、自分の選挙区に利益誘導するというのは、与党議員の一番の仕事と言っても過言ではありません。それができない政治家は次の選挙で落とされてしまうのですから、選挙民も「ムネオ」を望んでいるのは明らかです。

 僕はムネオを擁護する気はありませんが、彼一人だけが特殊な政治家だったわけでもないことだけは、きちんと認識しておく必要があると思います。そういう政治家を望んできたのは、他ならぬ我々であるし、そういう政治家が集まったのが自民党という最大与党なのです。ムネオは「鬼っ子」ではないのです。

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