プロのテニスはシングルスが主体ですが、我々のようなアマチュアプレーヤーはダブルスを中心にプレーしている場合はほとんどです。シングルスは体力と技術に優った方がまず勝つわけですから、学生からテニスをやっている若者有利ですが、ダブルスの場合は1+1が3にも4にもなる戦略の妙があるので、オジサンオバサンでも強い人がたくさんいます。

　問題は、その1+1が3や4になるペアの組み方です。基本的にはずっと固定したペアで組む方が言うまでもなく有利です。アマチュアとは言え、長年組んでいる息の合ったペアのプレーは端で見ていても感心するほどです。

　ただ我々のような社会人サークルの場合は、必ずしも固定ペアがいつも組めるとは限りません。テニスを最優先している僕のようなタイプでさえ、所詮プロではないですから仕事やプライベートでテニスできない日もあります。もちろん異動や家庭の事情でサークル自体から離れていく人もいますから、永遠にペアを固定できるものではありません。

　そこで我々のサークルの方針としては、基本的に良く組む相手というのは作るものの、時には他の人とも組んで試合に出るようにしてもらっています。融通が利くようにしておかないと、ペアの編成に困るからです。

　現在のところ、その方針がうまく機能しているようで、あまりペア決めに困ったことはありません。それぞれのメンバーが「良く組む」相手2〜3人と、「組んだことがある」相手が数人、サークル内にいれば理想的です。春になると大会や対抗戦も盛んになりますから、それぞれの試合の重要性や位置づけを考えながら、ペアをローテーションできるようにいろいろ頭を悩ませています。

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