幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 2月28日 ● 手塚治虫の、この3本。

 現在またNHKの衛星第2で「BSマンガ夜話」を放送しています。昨晩の『課長島耕作』も面白かったですが、今夜の『おいしい関係』ではゲストにまた一条ゆかり先生が登場するということで、どんなことになるやらとっても楽しみです。

 ところで話は早くも「BSマンガ夜話」次回のシリーズに飛ぶのですが、4月1日〜3日の3夜連続で手塚治虫スペシャルをするそうです。これまで敢えて取り上げてこなかった手塚作品を一挙にスペシャルで3本取り上げようというわけです。

 ラインアップは『メトロポリス』『W3(ワンダースリー)』『ブラックジャック』と決まっているようです。なかなか上手い選択だとは思いますが、それでも本当にこの3本がベストか、と言われると悩むところではあります。

 時期的に初期・中期・後期の代表作をバランス良く並べたということでしょうが、しかし少女マンガ系や青年マンガ系、また最後期の作品などはどうするんだ、という気も当然します。この3本以外にも例えば『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『三つ目がとおる』『どろろ』『陽だまりの樹』『アドルフに告ぐ』など、マンガ史上に残る傑作がいくらでもあるわけですから、絞ることなどできずに困ってしまいます。

 これはビートルズの作品からベスト3を選べ、と言われるのと同じくらいに困難な作業ですが、敢えて僕が「マンガ夜話」で論じる3本を選べと言われたら『ジャングル大帝』『ブラックジャック』『火の鳥』にしますね。メジャー感があり、スケールが大きく、社会性、世の中に与えた影響の大きさ、他メディアへの展開など「代表」作としての条件を満たしていると思うからです。

 ただ、手塚ワールドの幅広さを感じさせるためなら『リボンの騎士』と『陽だまりの樹』も入れたいですしね。これに『鉄腕アトム』という組み合わせの方が「論じる」という観点からは良いかも。ファンタジーと歴史とSFですから。

 いや、もちろん『メトロポリス』も『W3』も十分に素晴らしい作品なんで、文句はありませんけどね。いずれにしても4月が楽しみです。

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