幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 2月15日 ● バレンタインデー終戦。

 毎年のようにその「無意味さ」を各方面で聞く割には、一向になくならないバレンタインデー。もちろん、なくなっては困る製菓業界を筆頭にした「企業の論理」がイベントをバックアップしていることも確かなのですが、とは言えやはり少しずつ「バレンタイン業界」の規模は縮小しつつあるような気がします。少なくとも、若年人口の長期的減少とともに、今後スケールダウンしていくことも間違いないことでしょう。

 本命チョコが若年カップルの絶対数が減少することで少なくなるのはもちろん、義理チョコも、若い女性が企業から減れば、当然女性ひとり当たりの経済的負担は増えますから、どこかの限界点を超えた時点で「義理チョコ廃止」に簡単に結びつくことになります。

 そうして周りからバレンタインムードが薄れていけば、「今さら」と思う人が多くなるので、加速度的にバレンタインデーの風習は廃れていくことでしょう。当然、返礼の儀式であるホワイトデーもより一層縮小していくことになります。しかも、周囲を見渡していると、意外とバレンタインデーにこだわっているのは若年層よりも20代後半から30代の比較的高めの年齢層に多い気がします。かつて派手にバレンタインイベントを経験した名残が、未だに男女とも刷り込まれて抜けきらないのかも知れません。

 もっとも僕のように40代になると、それもかなり「解脱」してきます。ちょうどバレンタインデーの縮小傾向と僕の加齢傾向の軌跡が一致するせいか、自分でも良い感じでバレンタインデーから距離を置きつつあるな、と思っています。もっとも「いくら言葉を飾ろうとも、単にオヤジになって、モテなくなっただけでしょ」と言われると、返す言葉もないのですが。

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