幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 2月13日 ● 引き分けのないスポーツ。

 多くのスポーツには「引き分け」というルールがあります。野球やサッカー、ラグビーなど制限時間(イニングも一種の制限時間として)内に得点を競い合うスポーツは言うに及ばず、陸上や水泳などタイムを競うスポーツや、体操、フィギアスケートといった採点競技も同タイムとか同点ということがあり得ます。格闘技でも制限時間内に決着がつかなければドローになったりします。引き分けの場合にどうやって勝敗を決めるか、というのは別問題として、とにかく引き分けの存在しないスポーツというのは、かなり珍しいと言えましょう。

 その中で、テニスを始めネットを挟んで競うスポーツの多くが引き分けがありません。テニス、卓球、バレーボール、バドミントンなど、これらのスポーツの特徴は、一定得点を先に取った方が勝ち、というルールにあります。しかも、対戦する両者のどちらかが必ずポイントを得ていく方式になっているので、「引き分け」になりようがありません。

 引き分けがない、ということは、必ず勝者と敗者が生まれるということです。曖昧な決着を許さず、常に勝ち負けを決めるという精神は、ある人にとってはスッキリしていて大歓迎でしょうが、反面別の人にしてみればギスギスして逃げ場がない感じがイヤだと思うことでしょう。

 テニスが強い人、強くなりそうな人というのは、大抵勝敗にこだわる負けず嫌いな人です。逆に上手な割には弱い人は、優しい心根の持ち主で、競い合うことが好きではありません。これも「引き分け」を許さないテニスというスポーツの本質でしょう。

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