幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 2月3日 ● テニスに飽きない理由。

 テニスというスポーツは、どうもソリューション型スポーツのようです、って、流行のビジネス用語なんか使ったりしていますが、要は何かできないことが少しできるようになると、また別の弱点が気になって、それを練習して克服すると、また他に、と際限なく問題点が生じてきて、いつまでたっても「これでよし」と思えないスポーツみたいです。

 僕のテニス歴自体はすでに丸22年にもなるのですが、未だにもっと上手くなれると思っています。学生時代に体育会で取り組んだ訳ではないので、自分のピークが見えないし「伸びしろ」があると思えるのです。特に技術的課題に真面目に取り組んだのはまだこの数年ですから、余計に「まだまだ」という思いは強いのです。

 数年前の最大の課題はバックボレーでした。とにかくまともに打つことができなかったので、試合に出ると狙われて悔しい思いをしたものでした。これをずっと練習してなんとか返せるようになったところ、今度はフォアハンドストロークの弱さが気になり始めました。単にヘロッとつないでいるだけで、ハードヒートできなかったのです。さらにその後もバックハンドリターンやファーストボレーやスマッシュやと、次々と気になる課題を解決していると、どれだけ練習しても満足することがありません。逆に言えばテニスに飽きることもないので、ついつい年間の3分の1以上もテニスをしてしまう羽目になってしまいます。

 今年のとりあえずの課題はサービスとポーチだと考えています。で、そのサービスを先週から少し変えてみました。今までより少しカラダを捻って左側に壁を作って打つことで、よりスライス回転をかけるようにしたのです。とりあえずこれがうまくいっているのか、ファーストサービスの確率が上がり、深さとコースの調整もしやすくなりました。しかもボールが滑って曲がるので、相手が厳しいリターンを打てないのです。

 その結果、サービスゲームのキープ率がかなり上がりました。昨日のサークルの練習試合では、8回あったサービスゲームを全てキープすることができました。しかも大半はファーストボレーしなくても、相手がリターンミスをしてくれるのです。こんなことは今まで滅多になかったので、もう少し練習して、さらに磨きをかけようと思っています。

 ちょっとしたコツを掴むと、それまで停滞していた自分の技術がポンと向上することがあります。ところが掴んだ、と思ったコツをいつの間にか忘れてしまうこともあります。このもがき苦しみも、実はまたテニスに飽きない理由だと思います。Mっちゃんが女性を口説くために四苦八苦しているのが楽しいのと同じようなものなんでしょうね、多分。

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