幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 12月10日 ● ピアノの発表会。

 今年もまた娘のピアノの発表会がありました。これで早くも3年目。そろそろ娘の限界が明らかになってくる時期です。

 発表会は年長さんから中学3年生までの25人に、バイオリンのアンサンブルとエレクトーンを交えたアンサンブルが加わって27組。午後4時から6時までの長丁場でした。もっとも実はこれが第3部でして、午前11時から順に1部と2部もやっていたとかで、全部付き合っているスタッフや先生たちは、かなりの重労働だったことでしょう。

 いつものことですが、年下の子から順番に年上の子に回っていきます。同じ年なら下手な子が先。娘は2年生が7人いる中の3番目でしたが、前の2人がバイオリンの男の子だったため、ピアノの子の中では一番下手ということが歴然としていました。実際の演奏を聞いても、他の女の子に比べて明らかに技術が劣っています。

 これはもちろん才能の欠如だけが問題ではありません。始めて3年くらいで大きく見劣りするのは他にも原因があるからです。家にピアノがないし、母親も弾けないので教えられないという環境的な要因や、今の担当の先生が楽しめれば良い、という伸びやかな方針なので、あまり厳しく鍛えられていないということ、そして何よりも本人がお絵描きや空手の方に熱中していて、実はピアノにあまりやる気がないというモチベーションの問題、そして一番重要な「親のやる気」などが絡まり合っているのです。

 発表会に来ている他の子を見ていると、家庭によって本人より親のやる気にかなり差があることがよくわかります。我が家のように「早くやめればぁ」などと父親(僕のことです)が言っている雰囲気の家庭はありません。例え内心思っていても、そんなことをお父さんが言おうものならお母さんにキッとして怒られそうな家庭ばかりです。

 正直、僕はどうも育ちが悪いせいか、何回来てもこの発表会の雰囲気が苦手です。みんなで競ってお嬢様ごっこしているような恥ずかしさがたまりません。それに子どもの芸事って、結局「よく仕込んだな」と感心しながら猿やアシカのショーを見ているようなものですからね。そんな風に発表会を見ている親はあまりいないんでしょうか。

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