幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 12月11日 ● 落日のグランパス。

 なかなか戦力が整ってもリーグ戦では優勝できない名古屋グランパスエイトですが、なぜかトーナメントの天皇杯では強く、かつては優勝も経験しています。今年もリーグ戦でふるわなかった分を、天皇杯で晴らしてもらおうと期待していたのですが、なんといきなり初戦で0-4という惨敗を喫してしまいました。しかも、あろうことか相手はJFLの佐川急便です。J1の強豪チームが負けていい相手ではありません。

 最初から押され気味だったこの試合、山口、ウリダ、楢崎と守備の要を次々と失ってしまっては勝ち目がありませんが、そうなる前になんとかするのがJ1でしょう。試合前から負けていたというのでは、選手もさりながら監督・スタッフ、そしてフロントにも責任があることは間違いありません。

 それにしても、かつて楢崎らを大型補強して優勝候補に挙げられていた頃から何というチームの変わり様でしょう。当時綺羅星の如く並んでいたスターたち、ストイコビッチ、呂比須、平野、望月、大岩、小倉、福田、トーレス。今はみないなくなってしまいました。残った山口や楢崎も精彩を欠き、小粒な選手達がバタバタとゲームをしているという印象です。

 もちろん、サッカーはただ金にあかせて選手を集めさえすれば勝てるようになるものではありません。大事なのは頭脳です。そのために、まずサッカーのよくわかっているフロントのトップ、プロ野球のGMのような人を据えるべきでしょう。そして、どういうサッカーを目指すのかをハッキリさせた上で、目標に添った監督・選手の補強をすべきです。かつてベンゲル監督時代にあれほど美しい攻撃的なサッカーを見せていたグランパスの復活を願っているだけに、本気でフロント改革に着手してもらいたいものです。

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