幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 12月8日 ● 愛敬のある天皇。

 「敬宮愛子内親王」と命名されたとかで、新聞各紙も好意的にトップで報道していますが、また「愛子」なんて平凡な名前をつけたものです。もちろん奇を衒って「悪魔」くんなんて命名するよりはずっとマシなんですけど、『孟子』から偉い学者先生がとって考えた、なんて言われると、「それで愛子かい!」と突っ込みのひとつも入れたくなります。

 「愛子」で一番思いつくのは誰でしょう?モーグルの上村愛子、作家の佐藤愛子、美容の山野愛子、アナウンサーの道傳愛子、ゴルフの橋本愛子、そして宜保愛子。でも最近では歌手のaikoですかね、漢字じゃないけど。うーん、この中で便乗商法するなら佐藤愛子がエッセイのいくつか書き散らして、後は宜保愛子が大活躍ってところか。あんまり楽しくないですね。

 これから生まれてくる赤ちゃんに「愛子」と名付ける親はどれだけいることでしょうか。皇后が結婚した時に「美智子」が増えたり、皇太子が生まれた時に「浩」の字をつけた子どもが多かったりしましたが(実際、皇太子のひとつ下の僕の学年には「浩」「浩司」「浩子」などがやたらと多い)、昭和30年代とは皇室に対する感覚がかなり違いますから、今さら「愛子」が急増ということもないでしょう。ま、少しは増えるかもしれないけど。

 それにしても敬宮愛子で「敬愛」はともかく「愛敬」というのは、皇室に相応しいのでしょうかね。小泉首相は誉めていましたが、「男は度胸、女は愛敬」はやはり下々の言葉。もっとも、それだけ21世紀の皇室も普通感覚でいきます、ということならそれなりに見識だとは思いますが。それに「愛敬のある女帝」というのもなかなか悪くはないですからね。

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