幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 12月5日 ● 決勝進出の可能性。

 W杯の組み合わせが終わって、日本はベルギー、ロシア、チュニジアと同じ組に入りました。決勝トーナメント進出を狙う日本としては、何とか可能性がある対戦相手になったので、やや恵まれたかなという気はします。

 もっとも、アルゼンチン、イングランド、ナイジェリア、スウェーデンという“死のグループ”に比べれば、はるかに楽な組み合わせになったとは言え、それは相手国も同じように考えています。欧州予選を1位で勝ち抜いたロシアやベルギーは少なくとも日本より格上ですから、決して楽観できるほど安泰ではありません。飛び抜けて強いチームがない、このどんぐりの背比べをいかに上手に勝ち抜くことができるか、トルシエ監督の手腕が問われることになります。

 日本の一番の弱みは経験の少なさです。W杯は前回が初出場で、キャリアわずか3試合で全敗。今回は開催国特権で出場できるため、もっともレベルの低いアジア予選すら経験していないというのは、本番では大きな不安要素です。もちろん、前回に比べれば中田、小野、川口、高原ら海外で活躍する選手も増えたし、相当精神的にはタフになっていると思いますが、地元ということで「勝たなければ」という強いプレッシャーに置かれた時に、果たして普段の実力を発揮できるかどうか。

 逆に言えば、一番の強みはそのホスト国であるということです。過去のW杯の歴史を繙いてみればわかるように、開催国が優勝していることが何回もあります。ホスト国は全試合ホームで戦えるわけですから、サッカーにおいてはかなり有利であることは間違いありません。しかも蒸し暑い日本の梅雨は、ロシアあたりの選手はかなり戸惑うことでしょう。

 楽観はもちろんできませんが、可能性は前回よりもありそうな今大会。なんとか決勝トーナメント進出を果たし、C組1位が固いブラジルと対戦して欲しいものです。

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