幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 12月3日 ● サッカーとラグビーの今後。

 昨日の午後、Jリーグチャンピオンシップの磐田vs鹿島と、大学ラグビー対抗戦早稲田vs明治が行われました。どちらも日本のフットボールを代表する人気チーム同士の試合であり、またどちらもそれに相応しい白熱した内容のある好ゲームになりました。

 大一番という意味では、やはりJリーグのチャンピオンシップ。ホーム&アウェーですから、ホームの磐田としてはぜひとも勝ちたい試合でしたが、折角2-0とリードし数的優位にも立ちながら追いつかれてドロー。逆に鹿島としてはほとんど勝ちにも等しい引き分けでした。

 磐田にとってはやはり名波と高原がいないのは相当に痛手だと思います。中山が前線で相変わらず頑張ってはいましたが、2点のリードを3点に広げられなかったことが最後に追いつかれてしまうという結果につながりました。もう1点取っておけば多分鹿島の戦意は相当に削がれたはずだでしたし、そのチャンスは十分にあったのにです。

 大学ラグビー伝統の一戦はドラマチックな展開になりました。前半は逆転を繰り返しながらも、徐々に明治ペースに。最大15点差まで離されながら、ロスタイムから早稲田が怒濤の反撃に出て、最後は劇的な逆転勝利。これぞラグビーという、その面白さを堪能させてくれるような試合でした。

 Jリーグ開幕前はあれほど人気があったラグビーも、今やサッカーに比べてすっかり地味なスポーツになってしまいました。「ジャパン」を比較しても、着実に強くなっているサッカーに対して、なかなかラグビーは強化が進みませんし、人気選手も少なくなりました。

 ラグビーをもう一度人気スポーツとして復活させるには、もはやプロ化しか手段はないのかも知れませんが、この早明戦を見ていると、アマチュアスポーツならではの爽快感がまだそこには存分に残っています。本家イギリスでは本来サッカーは労働者階級のスポーツであり、ラグビーはブルジョアのスポーツです。金儲け路線一筋のサッカーとは一線を画し、英国紳士のスポーツとして、このままマイナーながら誇り高いスポーツでいることも、またひとつの選択肢かも知れません。

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