幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 11月14日 ● 英検5級。

 小学校6年生の息子が先日英検5級を受験しました。うちのカミさんが近所の子どもたちと一緒に息子を含めて英語を教えているので、その一貫としての英検受験だったのですが、なにせノンビリ屋の息子のことですから、中学受験のために頑張っているような同級生と違い試験を受けること自体初めて。多分相当に手こずるだろうなと思っていました。

 英検の5級というのは「中学1年生程度」ということで、過去形すら出てこないそうですから、まあ基礎中の基礎。決して難しいものではありません。しかし、試験を終えて帰ってきた息子に感想を聞くと「できたかできなかったか、よくわかんなかった」という何とも心許ない発言。ノンビリの上にボンヤリだから仕方ないか、とこちらも諦め半分でした。

 その合否通知が郵便で届いたのは昨日のこと。早速封を開けてみた息子に「どうだ、受かったか?」と聞いても「えー、うー、よくわかんない」との答。いくらなんでもそりゃないだろうと覗き込んだら、ちゃんと「英検5級合格」と書いてあります。「よく見ろ。受かってるよ」と言うと、さすがに嬉しそうです。

 「で、何点だったわけ?」と聞くと、「えー、うー、36点(50点満点)」とのこと。合否通知には問題の正解や受験生の平均点や合格者の平均点などの資料が載っていて、合格点は28点、合格者の平均点は40点ですから、36点では合格と言っても大してできたとも言えません。師であるカミさんに「そんなもんじゃあまり誉めてやれない」などと冷たく言われて少し落ち込む息子。まあ合格したからいいじゃん、と思って合格通知を手にとって見ると、36点とは受験者全体の平均点と同じです。確かにこれでは大したことありませんが、息子の頭の出来からして妥当なところか、とも思いました。

 で、さらによく見てみると「得点」の項目に48点となっています。おい、お前の得点は36点じゃなくて48点と書いてあるぞ。「えー、おかしいなぁ、僕は36点って見えたけど」。息子の示したところは先ほどの受験生の平均点の欄。お前はアホかー!いや、50点満点で48点だったんですから誉めてやらねばならないのですが、平均点と自分の得点もちゃんと見分けられない息子のお間抜けぶりに気が抜けてしまいます。

 それにしても48点だったにも関わらず「36点」と言われて、家族誰もが(本人も含めて)「その程度だろうな」と納得してしまうあたりに、いかに息子のオツムにみんなの信頼がないかがわかろうというものです。まあ本人はすっかり気分を良くしていて、次は英検4級を受けると張り切っているからいいんですけどね。  

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