幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 11月2日 ● 頑張れダイヤモンドバックス。

 ダイヤモンドバックスはやはり4戦目にシリングを先発させてきました。ヤンキースの圧力に監督が気圧されたという感じがしないでもない、勝ち急いだ焦りの采配だと僕は思います。

 確かにシリングは期待に応えて十分にヤンキースを抑えました。7回で1失点は好投です。後を継いだクローザーのキムにしても、2点差で9回2死まで漕ぎ着けたのですから、決して悪くはなかったのでしょうが、終わってみれば同点、サヨナラの2本の本塁打で沈んでしまいました。いくら好投してもワールドシリーズでは負けてしまっては意味がありません。残ったのはシリングの疲労とキムへの不安。そしてヤンキースはいよいよ勢いづいてしまいました。

 ダイヤモンドバックスにしてみれば、ニューヨークでの3戦のうち1勝すれば王手、例え敵地で3連敗でも両エースを温存しておけばホームでの2連勝は十分に可能なのですから、ここで焦ってシリングを投入する必要はなかったと僕は思います。シリングを完投させずに7回で降板させたのも、投球数を考えればメジャーでは普通かも知れませんが、中三日の疲労と7戦目に備えるという意味もあったはずです。しかし、これが6戦目なら最後までシリングで引っ張ることもできたし、そうすれば劇的なサヨナラゲームも生まれなかったかも知れません。

 いずれにしてもダイヤモンドバックスは厳しくなりました。もちろん、まだジョンソンがいますし、シリングも7戦目にまた投げるでしょうから、決してヤンキース絶対有利というわけではありませんが、ダイヤモンドバックスに余裕がなくなったことは事実です。問題はヤンキースのエースであるクレメンスがいつ投げるかです。ジョンソンにぶつけられるとかなりダイヤモンドバックスとしてはきつい展開になります。

 クローザーに差があるだけに、先発が踏ん張らないといけないダイヤモンドバックス。総合力と経験で優るヤンキース有利だとは思いますが、その王者相手にまだ歴史の浅いチームで、まるでマンガの主人公のように2枚看板が奮闘するダイヤモンドバックスに、ついつい肩入れしてしまいます。

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