幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 11月1日 ● シリングはいつ投げるか。

 ヤンキースとダイヤモンドバックスの対決になったワールドシリーズ。第3戦を終えてダイヤモンドバックスが2勝1敗とリードしています。ここまで余りにもファンの予想通りというか、ダイヤモンドバックスの予定通りに試合展開が進んでいます。

 ダイヤモンドバックスにはシリングとジョンソンという2人の大エースがいます。今シーズン、この両エースがともに20勝を超える勝ち星を荒稼ぎしてくれたお陰で、ダイヤモンドバックスはリーグ優勝できました。

 ワールドシリーズでも、総合力で劣るダイヤモンドバックスが勝つには、シリング、ジョンソンが2勝ずつするという素人でもわかる勝ちパターンしかありません。ホームで行われた開幕の2連戦は、両エースがともに実力を遺憾なく発揮して計算通りの2連勝。そしてヤンキースタジアムに移動した途端に負けました。もちろん計算通りですから、慌てる必要はありません。なにせ後は大エース2人がもう一度きちんと結果を出すだけで良いのですから。

 ただダイヤモンドバックスは、どこでこの2人に次の1勝を挙げさせるかが問題です。相手が3連覇中のヤンキースですから、多分7戦勝負までもつれ込むと考えたとき、6戦・7戦のホームで再びシリング、ジョンソンと投げさせるか、それとも4戦目にシリングを中3日で投げさせて、さらに7戦目にもシリングを投入するか、2つのパターンが考えられます。

 最初のパターンはレギュラーシーズンの「いつもの」ローテーションです。十分な休養を与えて万全な体制で必勝を狙う。後者はポストシーズンならではのスクランブル体制です。エースが1、4,7戦に先発するというのは、弱い方のチームによく見られるローテーションです。

 1戦、2戦の二人のピッチングからすると、どちらでもいけそうで迷うところですが、監督に自チームに対する自信があればスクランブル体制は取らないでしょう。ヤンキースにとっては、相手のホームで万全な両エースと戦う方がいやだと思います。投手起用が勝負を分けるワールドシリーズになりました。

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