幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 10月14日 ● サインの練習。

 子どもたちがスーパーのイベントで中日の選手のサイン入り色紙を貰ってきました。息子が関川、娘が川崎。ともに期待されながら全然ダメだった「戦犯」的選手ですが、とりあえずスター選手には違いありません。

 そう言えば僕も小学生の頃に、やはりイベントで中日の選手のサインボールとサイン色紙を貰ったことを思い出しました。稲葉、三沢、江島、本多コーチ。今となってはディープな中日ファン以外には「そんな人いたっけ?」と言われることでしょうが、当時はレギュラークラスの選手ばかりです。まあ、本当は高木、中、星野あたりが良かったには違いありませんが、名前を知っている選手と言うだけでも十分嬉しかったのを覚えています。

 もっとも昔も今もサインだけでは誰が誰やらわかりません。辛うじて横に背番号が「23」とか「20」とか書いてあるので、それで関川だとか川崎だとか判別できるだけです。せめて王貞治のサインくらいわかりやすく書いてあれば良いのですが、そういう選手はあまりいないようですね。

 ところで、当時の小学生は自分のサインの練習というのも良くしていました。将来プロ野球選手や歌手になった時のために、なんて言って、勉強もしないで自分独自のサインを開発して練習したものです。他人のノートに「俺のサインを書いてやるよ」なんて言いながらノートを汚すなんてこともしていました。いかにもそれらしく書く奴もいれば、崩し方が下手で全然格好悪い奴もいたりして、結構楽しかったのを覚えています。

 最近の子どもたちがそんなことをしているという話は聞いたことがありませんから、小学生の間でサインの練習は流行っていないんでしょうね。あの頃のガキはバカばっかりでしたから、そういう妄想のような夢を持ち得たのでしょう。昭和40年代、小学生には無限の可能性があると皆が信じていた時代でした。今考えれば、幸せな時代だったのかも、と思います。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する

前日翌日最新今月